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経営技術コンサルタント協会 MTCA

4月17日 (水) 【オープンセミナー】 中小企業にDXを進めてもらうために

日 時: 2024年4月17日 (水) 18:30 ~
種 別: オープンセミナー
講 師: 岡室俊之 氏
会 場: 大阪駅前第二ビル 生涯学習センター 第8研修室
参加費: リアル受講・リモート受講 一般の方も参加無料
発信者: 星川忠男
中小企業のDX・IT支援をしている中で、どういう所が中小企業に欠けているか、
そして、どう一歩目を踏み出してもらうか、について、体験談をお話しさせて頂きます。
龍馬パスポートについては資料を元にワークをして頂こうと思います。(約30分程度)

本セミナー・イベントは終了いたしました。

セミナーの幕開けは、IT経営相談所の代表である岡室俊之氏による自己紹介から始まりました。氏の多岐にわたるキャリアと中小企業支援の経験を元にした話は、参加者の関心を一気に引き込みました。

<DXの定義と重要性>
岡室氏はまず、「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の定義について説明しました。
経済産業省のDXレポートを引用し、デジタル技術を活用して業務プロセスや企業文化を変革し、競争力を高めることの重要性を強調しました。この解説により、参加者はDXの基本概念をしっかりと理解することができました。

<中小企業の現状>
次に、岡室氏は中小企業が直面しているITの課題について述べました。調査によれば、相談を受けた中小企業の95%がITに困っていると答え、その主な理由は適切なシステムが導入されていないことにあると指摘しました。具体的な事例を交えながら、ITの導入が遅れている現状とその影響について詳細に解説されました。

<ITとマーケティングの活用不足>
続いて、中小企業がITやマーケティングを活用できていない理由について触れました。
スタートアップ企業や歴史のある中小企業がどのようにしてITを活用できていないか、その差が開いている現状について説明しました。岡室氏は、効果的なIT活用が業績に及ぼす影響を強調し、
そのための具体的な手法について提案しました。

<成功事例: 龍馬パスポート>
セミナーの後半では、高知県が実施している「龍馬パスポート」の事例を紹介しました。
この取り組みは、観光促進と地域経済の活性化を目指したDXの一例として取り上げられ、成功事例として多くの参加者の関心を集めました。

<まとめと質疑応答>
最後に、岡室氏はDX推進のために企業が取り組むべき具体的なアクションについてまとめました。
その後、質疑応答の時間が設けられ、参加者からの活発な質問に対して岡室氏が丁寧に回答しました。セミナーは終始活気に満ち、多くの参加者が有意義な時間を過ごしました。

<参加者の声>
セミナー終了後、参加者からは次のような声が寄せられました。

「DXの具体的な手法が理解でき、とても参考になりました」
「自社でも取り入れられるアイデアがたくさんあり、早速実践してみたいと思います」
「龍馬パスポートの事例が特に印象的で、地域活性化のヒントを得ました」

終わりに
今回のセミナーは、DXの重要性を再認識し、中小企業が具体的に取り組むべき課題とその解決策を学ぶ貴重な機会となりました。
(記:藤井)
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講 師: 岡室俊之 氏

profile
IT経営相談所 代表
ITストラテジスト/システム監査技術者
2014年度関西IT百撰最優秀賞受賞
中小機構アドバイザー(経営支援)
システム系企業でのSE・営業、中小企業での基幹システムの更新やゆるキャラを使った
マーケティング業務等を経て現職。中小企業ならではのITを経営に活用して事業を
発展させるための事業支援や講演を全国で行っている。