2012年2月 6日

なかちゃんの「地球2周目航海記」 2012.1.30(1)

Ⅱ.洋上日誌「太平洋編」
 
■1月30日(1)■

1. 今日のトピックス

・日付変更線
今日、日付変更線を通過する。1月30日が2回あるという、船旅ならではの不思議な体験をする。船は東へ向かって101日間かけて一周するので、この101日で24時間の時差が生ずる。1日は24時間ではなく、平均「24 /101時間(14.25分)」短くなる。つまり4日に1時間の割りで時計の針を進めなくてならないが、このままでいくと1日少なくなってしまう。 
これを調整するのが日付変更線だ。東まわり場合、日付変更線を通過するときに24時間一気に戻してしまう。つまり明日もまた30日なのだ。この1日が損か得か、目的地まで急ぐ人にとっては損だろうが、船旅にそんな人はいないからみんな得した気分になる。
今日までの航海で3時間進めたので、日付変更線の時点では日本に比べて21時間遅れになる。この遅れをほぼ4日に1回(21回)1時間ずつ進めて横浜につく。
2008年の1回目の地球一周旅行のときは、西回りだったのでこの逆の減少、日付変更線を通貨した日は1時間で1日が終わった。その日誕生日を迎えた人にとっては貴重な1時間だった。
  
2. 今日のスナップ

日付変更線記念イベント1 
パフォーマンス大会が開催された。
28日に実施された7時間にも及ぶ予選会を勝ち抜いた13組の猛者が自慢の声・技を競う。
喉自慢あり、弾き語りあり、ハーモニカあり、マジックあり。存分に楽しんだ90分だった。
写真の男性は、沖縄の三線をひきながら「なだそうそう」を唄った。とても旨かったが残念ながら入賞ならず。
「審査員の好みによって評価が左右されるのは写真も一緒だな」とつくづく思った。

3.今日の朝・海
「本日、天気晴朗なれと雲多し」、というわけで写真はなし。

投稿者 mtcambrs : 00:50 | コメント (11)

なかちゃんの「地球2周目航海記」 2012.1.29

Ⅱ.洋上日誌「太平洋編」
 
■1月29日■  

1. 今日のトピックス

・日本を自転車で一周した青年
「2009年4月、快晴。東京発東京行き、無期限片道切符を手に、1台の自転車が出発しました。身体中を駆け巡る興奮と若干の不安をおぼえながら・・・・」
PBスタッフの鈴木隆之くんはこう切り出した。
今日は自転車で日本一周4000Kmを走破した青年の話を聞いた。
「どこを走れば日本を1周したことになるか」という定義から話ははじまった。彼は「都道府県庁すべてを訪れる。本州・四国・九州・北海道のすべての東西南北端に踏み入れる」ことと定義した。ついでに日本の世界遺産もすべてまわる事にしたそうだが、東北地方を訪れた後に決まった平泉・中尊寺と離島の小笠原諸島は断念した。
テントや寝袋、携帯コンロと鍋など、30キロの荷物を自転車の前後左右に積んで出発した。1日の食事代予算はわずか500円。コンビの団子で空腹を満たし、公園の水道で渇きをいやしながら、当初計画を2年以上超過の3年の歳月をかけて見事日本1周走破を完遂したそうだが、その間の苦労話はまた次回に・・・。
ということで1時間の講演が終わった。
  
2. 今日のスナップ

明日は日付変更線記念イベントが開催される。若者達はその準備に夜遅くまで頑張っていた。

3.今日の朝・海

6時20分 乗船6日目にして、はじめて水平線に太陽が顔をだした。
写真は6時33分に撮影。


投稿者 mtcambrs : 00:44 | コメント (12)

なかちゃんの「地球2周目航海記」 2012.1.28

Ⅱ.洋上日誌「太平洋編」
 
■1月28日■

1. 今日のトピックス

・インターネット
インターネットにつなぐためにレセプション(5階)でカードを買う。100分間使えるカードが4,200円。1分(42円)ごとに残高が減っていく仕組みだ。
カードの裏にIDと初期PWが印刷してある。8階のラウンジへ行くと自分のPCに無線LANをつなぐことができる。接続してブラウザを立ち上げると船内サーバーへのログイン画面が出てきて、カード記載のID、PWを入力する。再ログインのPW設定画面で「nakagawa」と入力し、これで接続が完了する。
メールを開くと結構受信メールが入っていた。このまま読むと時間がどんどん経過するので、一旦ログアウトしてオフラインで読む事にした。
返信をオフラインで書いて再度、ログインしてメールを送ったが、なぜか送信できない。今日は取り敢えずここまでにしておこう。

2. 今日のスナップ

レストランでウェイターに英語で話しかけた人がいたが、なかなか通じない。
どうするかな?とみていたらウェイターはやにわにポケットから電子辞書をとりだして、それを見ながら何やら会話しだした。どうやら通じたようだ。
PBならではのワンショットだ。

3.今日の朝・海

17時21分、夕陽が沈むのを待つ二人。
この日は水平線の雲が厚く夕焼けにはならなかった。


投稿者 mtcambrs : 00:37 | コメント (9)

なかちゃんの「地球2周目航海記」 2012.1.27

Ⅱ.洋上日誌「太平洋編」
 
■1月27日■
 
1.今日のトピックス
水先案内人として母国タヒチまで乗船する「ガブリエル・テティラ」さんの講演があった。PBと深く親交のある彼は、ガビさんの愛称で親しまれている。
タヒチはフランスの植民地支配が終わったあとも政治や経済活動において多くの影響を受けている。こうした状況の中でガビさんは、タヒチの先住民族マオヒのアイデンテティと伝統の継承を目的としたNGO「ヒティ・タウ」を設立し、マオヒの経済的独立を目指して活動している。
今日はそのガビさんの活動の半生を語る講演会に参加した。

2.今日のスナップ

広々としたプールデッキで朝食をとる人々にフルートの演奏をサービスしている人がいた。
乗客が自主的にしているもので、他にケンダマを教えている人、マジックを教えてくれる人など、PBの乗客は多士済々だ。

1. 今日の空・海

朝6時27分、サンデッキ(11階)にあがると、きれいな朝焼けがみえた。


投稿者 mtcambrs : 00:31 | コメント (12)

なかちゃんの「地球2周目航海記」 2012.1.26

■1月26日■ 

1.水先案内人

水先案内人とは、「多数の船舶が行きかう港や内海から、安全に大海へ出られるように導いてくれる専門家」の事をさすが、PBでは、これから訪れる寄港地や、旅そのものがより実り多きものになるようナビゲートしてくれる国内外の専門家や旅を彩るエンタティナーを「水先案内人」と称している。
横浜~タヒチまでは次の7人が水先案内人として乗船し、セミナーを開いたり、カルチャースクールのワーショップなどで乗船客をナビゲートしてくれる。

  計良光範 NGO「ヤイユーカラの森」運営委員長
  サンディー シンガー(サンデイーズ・フラスタジオ主宰)
  ブン カリンバ(親指ピアノ)、ネイティブアメリカンフルート等の民族楽器奏者
  宮崎奈保子 フラ&タヒチアンインストラクター
  那須仁 ミュージシャン、一五一会講師
  ガブリエル・テティアラヒ 先住民人権活動家
  郭貴勲 韓国原爆被害者協会・前会長

今日は、サンディー、ブン、宮崎奈保子、那須仁のコ・ラボによる「Sandii Bunbun FIRST LIVE」が開催された。
歌とフラ、タヒチアンダンス、そして"カリンバ"、"一五一会"という珍しい楽器のおりなすショーは普段経験する事ができない素晴らしいものだった。

    魅力5:新しい出会い、体験があり、学びがある

家内は早速、カリンバを買いブンさんのワークショップに参加した。カリンバは、長さの異なる15枚の鋼板を親指ではじく事で音を出す楽器で、別名"親指ピアノ"といわれ、オルゴールのルーツともいわれているものでいる。


カリンバ


投稿者 mtcambrs : 00:27 | コメント (7)

なかちゃんの「地球2周目航海記」 2012.1.25

■1月25日■

1-3.避難訓練
 
「船旅には非難訓練が法律で義務付けられています。
海難事故といえば必ず引き合いに出されるのがタイタニックです。そして直近では、イタリアの座礁事故がありましたので、皆さん大変ご心配だと思います。
タイタニックが大勢の死者をだしたのは救命ボートの定員が乗船者の人数より少なかったのが原因です。オセアニック号には135人乗り救命ボートを18隻搭載していますから全乗船者が十分に乗れます。また、イタリアの座礁事故、あれは人災です。天災は防げないこともありますが、本船では人災はありませんから(「本船の船長は一番に逃げたりはしませんから」とは云わなかったが)、ご安心ください」。
昨日のオリエンテーションでの説明だ。

午前10時、船内放送があった。
「ただいまより避難訓練を行います。警報がなりましたら、客室にもどりライフジャケットをつけ、ドア裏に表示してあるマスターステーションにご集合ください」
警報が鳴ったので、指定のマスターステーションへ急ぐ。9階にある私の部屋からは1階降りるだけなので直ぐに到着。ライフジャケットには乗るボートの番号も記してあるので、係員の誘導に従ってボート乗り場に並ぶ。全員点呼のあとライフジャケットのチェックがあって避難訓練は終了した。警報が鳴ってから30分とかからずに九百余名全員が一斉にボートに乗り込めるようだ。イタリアの座礁事故のようなことはまず無いだろうと思う。

    魅力4:飛行機の旅行よりも安全・安心感がある。


避難訓練

1-4.なぜピースボートに乗るのだろう

ピースボート(PB)にはいろんな人が乗っている。
男女比は、男4:女6、年齢は、40歳以下3:41歳以上7、また1人参加6に対し、夫婦、親子、など2人以上のグループでの参加は4、となっている。
単純計算では「1人で参加している41歳以上の女性が最も多い」という事になるが、これは正直驚きだ。なお、1人参加の最高齢者は92歳、最年少者は14歳だそうだ。
村石CDは、
  世代を超えて友達をつくる
  100日間で新しい自分をみつける
  未来の自分のために船旅の記録をつける
ことがPBを楽しむ秘訣だといった。
水先案内人の計良さん(NGO「ヤイユーカラの森」運営委員長)は、「PBは一つの村だ」、だから
  新しいつながり、モノの考え方が変わる
  村の意志をもつことができる
  新しい自分をみつける
といった。
確かに101日間、一つ屋根の下に住み、同じ釜の飯を食う。村というより「同じ館に住む大きな家族」だと思う。
今回の乗船客の4人に1人(25%)はリピーターだそうだ。一度乗ったらまた乗りたくなる、それがPBだ。
PBに乗る目的は、「ピース:平和活動」と「ボート:観光旅行」に分けられるが、挙手によるアンケートの結果、大体次のようになる。
   ・ピース目的:10% ・ボート目的:40%  ・ピース+ボート:50%
NGOとしてのPBに対して一般的に持たれているイメージとはかなり違うのではないだろうか。


PBには世代を超えた交流がある


投稿者 mtcambrs : 00:20 | コメント (0)

なかちゃんの「地球2周目航海記」 2012.1.24

Ⅰ 船旅の魅力
 
■1月24日■

1.愈々出航

午前10 時。横浜港大桟橋に到着。ピースボートの特設カウンターで乗船登録をすませImmigrationでパスポートを見せ、乗船口(舷門)へとすすむ。この間わずか数分。空港にくらべると船の旅は随分簡単だ。

    魅力1:入出国手続きが簡単。ハスポートも船に預けたままでよい。

舷門ではクルーズディレクター(CD)の村石由里弥さんが振袖姿で出迎えてくれた。
クルーの案内で9階の部屋へ入る。1週間前に送った荷物がすでに部屋に入っていた。
今回の荷物は、大きめ(縦・横・高さの和が160cm)の段ボール箱が4個、スーツケース2個。うち2つは、船内で写真創りをするためのもので、中身は次の機器だ。
  ◆カメラ4台、交換レンズ4本(12mmから400mmまで)
  ◆デジタル録画双眼鏡(10倍ズーム、ビデオと写真カメラ付)
  ◆ノートPC 2台とモニター(20インチデジタルテレビ)と1TBの外付けHD
  ◆プリンター(A4サイズ)とプリンターインク(6色セット5箱)、写真印刷用紙(A4 100枚、ハガキ500枚)

    魅力2:大量の荷物が送れる
    魅力3:自宅にいるのと、ほぼ同じ環境で写真創りができる

11時30分、「ただいまより出航を祝い乾杯をしますので、11階サンデッキへお越しください」というアナウンスがあり甲板へと上がる。
大桟橋の送迎デッキはピースボート第75回地球一周クルーズに参加する人々の家族や友人達で賑わっていた。船長の挨拶のあとシャンパンで乾杯。
12時、「ボ~ッ・・・ボ~ッ・・・」汽笛がなる。
それをを合図に、甲板からは一斉に紙テープが投げられ、送迎デッキに居並ぶ人々の「いってらっしゃ~い」の大合唱を後に、およそ九百数十人の乗船客と三百数十人のスタッフおよび乗組員を乗せたオセアニック号は、ゆっくりとすべるように岸壁を離れた。
時速30kmのスピードで一路南国タヒチへと向かう。


出航風景

2. オリエンテーション

14時30分 五百余人収容のブロードウエーショールームで船内オリエンテーションがはじまった。これから101日間船内で楽しく快適に過ごすための説明会だ。

(1)ピースボート地球一周クルーズの概要
第一回クルーズのきっかけは1983年に起きた教科書問題。
日本の教科書の記述で「日本軍が華北を侵略すると...」を「進出すると...」に書き直したことについて、中国や韓国が日本の教科書検定を批判した、いわゆる教科書問題がきっかけで、「横浜―>小笠原諸島―>硫黄島―>グァム―>サイパン―>横浜」を航海する「アジアクルーズが始まった」という説明であったが、中国・韓国ではなく何故グァム・サイパンなのだろう。
以後、1989年まではアジアクルーズであった。1990年、世界初の民間団体による地球一周クルーズがはじまり、760名が参加した。1997年までは年1回、1998年以降は年3.5回のペースで実施されている。

(2)クルーズの運営
ピースボート地球一周クルーズは、オセアニック号(船)、ジャパングレース(旅行代理店)、ピーボート(NGO)の三者で運営され、それぞれ次ぎの役割を担っている。

オセアニック号
運行管理、航路管理、客室管理(ハウスキーパー等)、食事等船内サービス、船内施設管理(診療室、ジム、プール、マッサージルーム、理美容室等)、レセプション業務(時間外)
ジャパングレース
乗船客募集、寄港地ツアー企画管理、オーバーランドツアー企画管理、レセプション業務(9:00~20:00)、船内クレジット管理
ピースボート
船内新聞の発行、水先案内人企画(セミナー、ワークショップなど)、ピースボート企画(洋上運動会、日付変更線通過記念イベント、赤道祭りなど)、カルチャースクール(太極拳、社交ダンス、水彩画、パソコン教室)、自主企画(乗船客による企画)、交流プログラム


振袖姿で説明する村石由里弥CD


投稿者 mtcambrs : 00:13 | コメント (11)