2009年7月29日

7月の総合研修会(月例会)報告 2009.7.23

テーマ: 中小企業のIT利活用を促進するクラウドコンピューティングの動向・事例
講 師: 光田省三氏(㈱セールスフォース・ドットコム 大阪事業所長)
日 時: 2009年7月23日(木)18:00~20:00
会 場: 総合生涯学習センター(大阪駅前第二ビル5階)
出席者: 会員19名、ゲスト4名 計23名

 定刻6時になり、担当の研修委員から、クラウドコンピューティング(ネットの雲の上に置いてあるコンピュータやソフトウェアを、サービスとして利用する。利用者は自分のパソコンにソフトウェアなどを保有する必要がなく、ネット経由で使った分だけ料金を支払う。)は今後益々重要視されるコンセプトあるいはビジネスモデルであると考えられ、MTCAのメンバーにとってもこの分野に強くなる必要があると考えられるので、クラウドコンピューティングのリーディングカンパニーであるセールスフォース・ドットコムの大阪事業所長にご講演をいただくことにしたと、今回の講演についての趣旨説明があった。

講演の様子

講演要旨
 光田所長は、元は日本IBMにおられ、入社時の上司が、今夜会場におられる星川さんで、相馬さんともかつて一緒に仕事をされたことがあること、また、次回の月例会で講演される國定さんとは阪神タイガースの応援団仲間であるとの話をされ、まず、会場の雰囲気をリラックスさせて講演に入られた。

 講演は大きく4つの部分、すなわちクラウドコンピューティングの動向、Salesforce.comの概要、導入事例、クラウドコンピューティングの考慮点に分けて、デモもまじえてわかりやすくご講演いただいた。

 クラウドコンピューティングの動向では、かつてのASP(Application Service Provider)から、最近のSaaS(Software as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、HaaS(Hardware as a Service)、IaaS(Infrastructure as a Service)への推移とその理由、そしてそれらを総称してクラウドコンピューティングと呼ばれることが多くなっている。SaaS(サービスとしてのソフトウェア)やPaaS(サービスとしてのプラットフォーム)は、1960年代のメインフレームや1980年代のクライアント/サーバの考え方とはどのように異なるのかが説明された。

 JTBグループやローソンをはじめ大手企業ではクラウドの採用や注目が広がりつつあるが、中小企業のIT利活用の促進として期待されているJ-SaaS利用の広がりはまだまだこれからだと思われる。セールスフォース・ドットコムが関係している導入事例として、7月から運用開始されているエコポイントに関するシステムや郵便局の「お客様の声」管理システム、さらにはオバマ大統領が国民の声を収集するために期間限定で構築された「CHANGE.GOV」のサイト、そして導入コストは従来型システムの半分、導入期間はたったの2週間であったとされる甲府市の定額給付金システム事例などが紹介された。

 クラウドコンピューティングの考慮点として、セキュリティが問題点として取り上げられることがあるが、金融機関も認める世界最高水準のセキュリティ対策が取られていて、99.95%以上の稼動実績、情報漏えい無事故を誇っていること、マルチテナントセキュリティ、すなわち、お客様のデータおよびメタデータは、お客様ごとにパーティショニングされた仮想プライベートデータベースに格納されていて、アプリケーションからセキュアにアクセスされることなどが説明された。さらに考慮点として、障害・災害対策、サービスレベル、SaaSベンダーの倒産、柔軟性・将来性・システム連携などについても触れられ、最後に従来型システムとの比較によるトータルコストの有利さについて説明された。

 質疑応答では、経済産業省が力を入れているJ-SaaSを今後日本の中小企業に広く普及させるためには、SaaSやクラウドコンピューティングのみならず、ITに関する関心をさらに高める努力が必要なのではないか、クラウドコンピューティングはどちらかといえばハイトランザクション向きではなく、たとえば在庫管理やSCMなどの分野などはあまり得意といえないのではないか等の興味深い議論がなされた。

講演要約版(PDF形式)のダウンロード

宇井徹雄 記

投稿者 mtcambrs : 17:30 | コメント (0)

2009年7月24日

定例会後記(2009年7月)

2009年7月の総合研修会は23日(木)に開催されました(研修会は18:00~20:00、懇親会は20:00~)。参加者人数は、研修会が23名(ゲスト4名)、懇親会が21名(ゲスト4名)でした。

総合研修会は光田省三氏(株式会社セールスフォース・ドットコム 大阪事業所長)による「中小企業のIT利活用を促進するクラウドコンピューティングの動向・事例」でした。

以下はメーリングリストの案内より

講演要旨:
最近よく耳にするクラウド・コンピューティング。
これまではB2Cの分野が中心だったクラウド・コンピューティングが、もはやB2B領域で本格的に活用され、実績を出しはじめました。適用業務領域も CRMにとどまらず、資産管理や契約管理、申請業務などでも利用され、甲府市では定額給付金支給管理システムで採用されるなど、公的機関でも利用され出しました。
当日はクラウド・コンピューティング,SaaSの最近の動向について、事例を織り交ぜながらご紹介し、なぜ急速に支持されるようになったのかをご理解いただきたいと思います。また実際のデモもご覧になっていただき、ユーザ主導での導入・運用が可能な仕組みであることを実感いただきます。

研修委員からの紹介:
ご存知の方も多いと思われますが、今年の3月末から、経済産業省が中小企業のIT活用を促進し、業務効率化の支援を図るため「中小企業向けSaaS活用基盤整備事業」がスタートしていまして、J-SaaSとして広く知られるようになっています。
また、最近はいろんな面において「所有するから借りて利用する」へのパラダイムシフトが見られます。
このようなことを背景として、これからの中小企業の経営、あるいはそのコンサルティングを考えるとき、クラウドコンピューティングやSaaSは避けて通れないテーマであろうと思われます。
しかしながら、これから普及・発展していく考え方・分野ですので、疑問点や課題もまだたくさん残されているように思われます。
そこで、クラウドコンピューティングのリーディングカンパニーでありますセールスフォースドットコムの大阪事業所長光田省三さんに、ご講演いただくことにしました 。

事務局 向出康志

投稿者 mtcambrs : 10:16 | コメント (0)

2009年7月 9日

MTCA Classic 2009 - 2009.7.7

数年間途絶えていたゴルフコンペを再開しました。その名はMTCA Classic 2009.

再開第1回は7月7日七夕の日に滋賀県大津市の瀬田ゴルフコース東コースで挙行しました。梅雨時とは思えない日差しの下、3組9名の参加を得て楽しい1日を過すことができました。今後、より多くの会員の参加を得て、盛大なイベントにしていきたいと考えております。

再開第1回の栄えある優勝者は藤原晴夫シングル氏、2位はスコアは悪かったのに大きいハンディが付いた幹事の服部、3位は実力の飯田理事長となりました。七夕にちなんでの7位七夕賞は間瀬氏が獲得されました。

初参加の牧田女史が華麗なスイングと驚きの飛距離で男性陣の肝を冷やしてくれました。下に牧田さんのティーショットの分解写真と全員の記念写真を掲載します。

服部 博幸

牧田女史のティーショット-1 牧田女史のティーショット-2 牧田女史のティーショット-3 牧田女史のティーショット-4

記念写真

投稿者 mtcambrs : 10:01 | コメント (0)

2009年7月 5日

第1回 製造業部会 後記

製造業部会 後記
2009.6.23 住金マネジメント㈱会議室
参加者 宇多小路、間瀬、神保、大坂(敬称略)
テーマ「小集団活動の変遷」
 
1.間瀬氏より工場長時代の小集団活動との関わり紹介
 工場長は、現場の細かいところまで目が行き届かない。
現場の悪さも良さも現場が一番知っている。
ゆえに、小集団活動をうまく活用すれば、工場の業績に貢献できるし、職場の活性化にもなる。但し、支援者(管理者)が現場に任せられる勇気が必要。小集団活動の一環で若手を入れた勉強会も有効であった。
2.大坂より、小集団活動の語句発生経緯と鉄鋼会社の小集団活動(JK)紹介
 日科技連 SQC→TQC→TQM、「QCサークル」”新QC7つ道具”等
 日本能率協会 リーダーシップ中心に形より精神、洋上大学開催
 住金のJK活動 1966年のノーエラー活動からスタート今年で43年継続
3.討議
 最近海外生まれのISOシリーズに押され気味の小集団活動、しかし、日本で誕生した小集団活動またはQCサークル活動も、未だ捨てたものでもない。
2000年に入っても、一部企業では、7,80年代の大ブームから辞めていた企業の復活やら、初めて開始する企業やら続出している。
大ブームの後廃れた背景
 ・設備の自動化・IT化の普及で”人”より”設備”中心の管理。
 ・円高・低成長でまどろっこしい事をしてるより、スピード優先。
 ・活動の成否を握る経営者・管理者の支援努力不足
 ・第一線の現場でも、コミュニケーションない個人主義の職場風土
・なぜ金と人(時間)をかけても継続しているか?
 ・成果よりプロセスを経営トップが期待、特にコミュニケ-ション力の回復
 ・コストダウンに大いに貢献

 人数は少なかったが、製造現場とは縁のない神保氏も大いに討議に参加、有意義な会合であった。

次回予告  
*日時  8月25日 18時から
*場所  住金マネジメント㈱会議室

 製造とは、無縁な人も参加してもらえるテーマを探しておきます。
多数の参加お待ちしております。(大坂)

                                          以上

投稿者 mtcambrs : 16:15 | コメント (0)