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テーマ: 「スーパーホテルのビジネスモデル」
『IT活用で少人数でホテル運営が可能に!!』
講 師: (株)スーパーホテル 会長 山本梁介氏
会 場: 総合生涯学習センター 第3研修室
出 席: 会員・会友 24名、ゲスト 2名 計26名
「安全・清潔・ぐっすり眠れる」をテーマに、従来のビジネスホテルとは一線を画すスタイルで飛躍し、現在全国90店舗。2010年には100店舗実現をめざす、㈱スーパーホテル創業者の山本会長にご講演いただきました。
(株)スーパーホテルは「関西IT活用企業百選 最優秀賞」や「関西経営品質イノベーション賞」などに選ばれ、また、日本を代表する「上質サービス企業」8社にも選ばれた超優良企業。
「こう見えても私は船場のボンボンなんですよ」と自ら語る山本梁介氏は、1942年、大阪・船場にある繊維問屋の長男として生まれた3代目。大学卒業後に大手商社に就職。父の死去を機に家業を継いだが、古い社員と意見が合わず、会社に資産を売り、71年にシングルマンション事業を開始。
ITで運営管理を合理化した事業は軌道に乗り、その勢いとマンション運営で蓄積したノウハウを手にビジネスホテルに参入した。
"感動サービスとITの共存によるローコスト化"をコンセプトとしつつ、「1円あたりの顧客満足度世界一」をめざし、オリコンリサーチによる「顧客満足度の高いビジネスホテルランキング」でトップを獲得した経営の秘策を披瀝していただいた。

■講演要旨
成功の要因
1.徹底した合理化
・狭い面積でも狭く感じさせない-----黄金比率 12平米 2.75:4.45
・14年前からIT化
・建築費の低減 早く安く 規格品を工場生産 ローコスト高品質を実現
2.大手にできない人事システム
・人材募集の決め手は偏差値より感動力。人の痛みのわかる人
人材目標----自立型・感動人間
計数管理よりも「人が好きだ」「人間に対するくらい付き能力」の高い人
・ベンチャー支配人制度
支配人に経営をまかせる-----裁量の自由度、自分なりの感性・思いが経営にぶつけられる
3.コンセプトを明らかにする
・社員にもお客様にも取引先にも-----誰にも出来ない、何処にも無いものをやる
顧客満足を高めるビジネスモデル
1.コンセプト
初期投資、ランニングコストを合理化し、その合理化が顧客満足度を上げるものであれば、低価格と高品質を両立できる。
2.自動チェックインシステム
ロビーに並ぶ自動チェックイン機で宿泊料金を払うと、部屋番号と暗証番号が記入された領収書が発行される。客室扉のテンキーに暗証番号を打ち込むと、入室できる仕組み。
3.人件費の削減
必要な人手の数はチェックアウト時に偏るので、自動チェックイン機を導入すれば、チェックアウトの手続きは不要となり、人件費は3割削減が可能。
宿泊客は1秒でも長く寝て、1秒でも早くチェックアウトしたいもの。
「ノーキー、ノーチェックアウト」は顧客ニーズにも合致した。
4.室内電話をなくした
携帯電話が普及していなかった時代に思い切って客室電話をなくした。ホテルへのクレームは、「こんなに通話していない」といった電話絡みが多い。初期投資だけでなく、こうしたトラブルに割く人件費を節約でき、チェックアウト時の電話代精算もなくなる。
実際のところ、ビジネスマンの多くは、割高な室内電話を使わない。
ロビーに机や椅子を設置した公衆電話ブースを設置したことで宿泊客から喜ばれた。
5. 省資源、省エネ設計
冷暖房は集中式でなく個別式にすることで節電。省資源、省エネ設計で低価格化を追求した。
顧客満足のために設置した天然温泉の大浴場も、客室での光熱・水使用量の抑制につながった。
6.安眠の約束
ロビーに設置された「ぐっすりコーナー」には、硬さや高さ、素材の異なる6種類の枕が用意され、宿泊客は自分の好みに応じて自由に選ぶことができる。など数々の安眠策が用意されている。
経営理念を徹底する「Faith」
従業員は経営理念、行動基準が記されている「Faith」と呼ばれるカードを常に持っていて、毎日の朝礼で唱和する。
「Faith」は経営理念を徹底させるためのものだが、トップダウンではなく、各部門から人を集め議論してボトムアップ型で創った。
お客さんに感動してもらうために「自ら考え行動する人間であれ」との思いをこめている。
環境への取り組み
店舗展開している熊本県水俣市が99年にISO14001(環境マネジメントシステムの国際規格)を取得し、市から環境保全重視の街づくりに対する協力要請を受けた。このとき初めて環境への意識を高め、いざ取り組んでみると、「当社のコンセプトとシームレス。"エコノミー"は"エコロジー"だった」。
<ごみの削減>
1.ゴミ発生量削減に向け、お茶パック、ボールペン、サニタリーベルト、スティックシュガー、ミルク、マドラーなどのアイテムの削減。
2.お部屋のトイレットぺーパーの残り少ない物を回収し、全スタッフ・宿直室にて使用。
3.コピー用紙には、再生紙(古紙)を使用
<電気・水道のエネルギー削減>
1.電気使用量削減に向け、24:00~7:00・10:00~15:00の時間帯に館内の照明、エアコンの節電。
2.水道使用量削減に向け、バスタブ内に満水ラインを引くなど、お客様のご協力も仰ぎながら省エネに努努力。
「自社の旧来型ホテルと比較して、1室当たりCO2を22.4%削減しています」。近年は低価格とともに健康や環境に配慮した「ロハス」を前面に出している。
中川 嘉夫 記
2009年6月の総合研修会は18日(木)に開催されました(研修会は18:00~20:00、懇親会は20:00~)。参加者人数は、研修会が25名(ゲスト1名)、懇親会が23名(ゲスト1名) 会員・会友 24名、ゲスト 2名 計26名(6/25の報告より修正)でした。
総合研修会は山本梁介氏(株式会社スーパーホテル 会長)による「スーパーホテルのビジネスモデル」~IT活用で少人数でホテル運営が可能に!!~でした。
スーパーホテルは、全国37都道府県で87軒のホテルを展開している「安全・清潔・ぐっすり眠れる、低価格のホテル」をコンセプトにITを活用した新しいタイプのビジネスホテルです。
同社が開発した、フロントにいかずにチェックアウトできる「ノーキー・ノーチェックアウトシステム」は、特許庁のビジネスモデル特許に認可されています。
フロントの運営時間を7時から10時までと15時から24時までに限定し、他の時間は対応しない等、徹底した費用削減により、無料朝食付きで1泊4,480円~という低料金を実現し、常に宿泊稼働率は90%以上を維持しているそうです。
例会では、その経営ノウハウを聞かせていただけると思います。
(メーリングリストの案内より)
事務局 向出康志
5月28日(木)
当日は小雨振る中、14人のMTCAメンバーが参加されました。
京都府精華町のNICTけいはんな研究所に最初に到着した私と服部さんが玄関へ入ると自動ドアが開かず、どこへ電話していいのかわからないので警備室へ電話して中へ入れていただいた。
新型インフルエンザが流行していたので、玄関へ入る前に手を消毒、マスクをして建物の中へ入りました。しばらくして全員が集合し会場に案内されました。
NICTの所長の榎並さんが新型インフルエンザの影響で本来見学予定のATRが不可能になった事へのお詫びもかねられた挨拶から濃い内容が始まりました。

スケジュールとしては下記の通りです。
1.けいはんな研究所概要説明
2.MASTARプロジェクト(音声・言語研究)
3.言語グリッド
4.情報分析技術(WISCOM)
5.ユビキタスホーム・二次元通信
1.けいはんな研究所概要説明
特別に作られた動画を拝見し研究所が目指すものがなんとなく理解できました。
近未来コミュニケーションの姿、音声同時通訳の実現、三次元映像の実現、香りやさわり心地までわかる次世代通信など
2.MASTARプロジェクト(音声・言語研究)
音声言語の壁を越える技術の構築を日々研究されているとの事。
短い文章(最大7単語)であれば音声翻訳が可能な言語も3つあります。
そこで質問が出ました。
「G8などの同時通訳の仕事がその技術で可能ではないのか?」
「同時通訳の文章の量がすごい量になるので、今の技術では不可能です。」
3.言語グリッド
京都観光のデモを拝見、またそのソフトを全員が体験しました。
そのソフトへしゃべり、その内容が反映された内容がモニターに映し出される。
たとえば、「金閣寺への道は?」とか「近くにレストランはありますか?」とかしゃべったことをすべて記録しているので、わざわざすべてを言わなくても前の情報を元に探してくれて便利です。ハイ。

4.情報分析技術(WISCOM)
ウェブ利用者が簡単に有益な情報を得ることができるようにしています。
このWISCOM検索エンジンを使うと自分の探したい単語の派生のキーワード(複合キーワード)が瞬時に出てきて信頼できるウェブページにたどり着き安くなっています。
実際に使った見てください。(利用規約に同意する必要があります。)
http://wisdom-nict.jp/
5.ユビキタスホーム・二次元通信
ここではモデルルームに案内され、部屋の真ん中にいる可愛いロボットへ命令すると、その指示で部屋の中の機械が動くという仕組みです。
また、二次元通信では、マットのようなものにただ置くだけで充電ができたり通信ができたりしていました。

NICTけいはんな研究所のホームページ
http://kccc.nict.go.jp/keihanna-lab/
NICTを後に、我々一行は国立国会図書館関西館へ移動
ここは甲子園の約4倍の広さを誇り、80%の緑化に成功されています。
国立国会図書館関西館では現在600万点、東京は1,200万点あるそうです。
将来、関西館は増築して1,400万点収容できるようにされるそうです。
ところで、本の保存の最適な温度・湿度わかりますか?
温度は22度そして湿度は55%が本の保存に適しています。
この国立国会図書館関西館は通常は18歳以上しか利用できないのですが、1年に1度だけ年齢制限なしに入場できる日があるとお聞きしました。11月の精華町のお祭りに合わせた日程だそうです。その日に子ども達を連れて行きたいなあと個人的に考えています。
国立国会図書館関西館のホームページ
http://www.ndl.go.jp/jp/service/kansai/
見学の後、7名が懇親会へ参加されました。
飲み放題には生ビールないなあが印象的でした。
交流委員:丸口 光技