2010年3月29日

月ヶ瀬梅渓 撮影会 2010年3月6日(土)


参加者:中川嘉夫、稲葉晃、前田正勝、宇井徹雄、森本なおゆき(記)

 決まるまでにひと悶着ありながら、当初の予定より1週間遅れの土曜日ということになった。今年はやや遅れているのか、それでも7分程度の開花だそうで、結果オーライ、ちょうどよかったんじゃない? ということに。

 毎度のことながら、行きの列車、昼食、撮影、その後の懇親会から各自の帰路の便まで、神経のゆきとどいた綿密なスケジューリングだ。いつも「ただついてく」だけの私は、ほんと頭が下がる思いである。

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 朝からあいにくの雨模様。午後にはやむとの予報を信じ、大和路快速に乗り込んだ。

 梅林といえば、近場で大阪城、京都で北野天満宮、くらいしか思いつかない私なので、月ヶ瀬へはもちろん初めてだった。奈良は奈良なのだが、京都、三重との3府県の境目近く。はっきりいってちょっと辺鄙な場所である。

 大和路快速から、ワンマンバスみたいな車両のローカル線に乗り換え、降り立つ月ヶ瀬口駅は、ICOCAが使えない無人駅だった。運転手から各自の証明書を発行してもらうのにまたひと悶着。

 ICカードの清算をどうすればいいのか気にしながら、バスで目指す梅林へ。雨はなかなかやまない。


 バスを降りると、清算のことはスッカリ忘れてまず昼食。「ロマントピア月ヶ瀬」という、まったく場に似つかわしくない浮き上がった名前の施設は、もともと郷土料理や手織りなどの農林業を体験実習する施設らしい。セルフサービスの食事メニューは、うどん、おにぎり、田楽、しかない。とはいえ、大豆を炊き込んだ豆ご飯のおにぎり、ゆず味噌でいただく田舎こんにゃく、山の幸たっぷりのうどん、どれも大変に美味しいものだった。

 腹ごしらえが終わると、いよいよ撮影開始だ。雨はやまない。


 だいたいのルートと待ち合わせの場所、時刻を決め、各々撮影に挑む。

 マクロレンズに三脚など本格的な機材の氏もおられる中、わたしはコンパクトデジカメでの参戦。
 最初はクローズアップを狙ってたのだが、ついてるはずのマクロ機能は、なかなか思うところにピントが合ってくれない。いらいらする。だんだんめんどくさくなって、クローズアップはやめてしまった。


 「梅林」のイメージから、大阪城や天満宮程度のものを想像していたのだが、ここは渓谷全体が梅の景勝地になっていて、思っていたより遥かにスケールの広いところだった。
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 おまけに、ロマントピアでゲットした周辺地図は、手描きのイラストマップといえば聞こえがいいが、わら半紙に印刷されたようなかなり適当なシロモノで、距離と時間の感覚がまったくつかめない。

 地図に「ビュースポット」と書かれてある場所を目指し、ちょこちょこ撮影しながらてくてく歩くのだけれど、行けども行けども山道が続き、なかなかそれらしい雰囲気のところに出てこない。

 しばら~く歩いていくつ目かのカーブを曲がったときに、やっと梅の渓谷が眼下に広がってきた。

弱まった雨は霧状になって降り続いている。そんな天候のおかげで、山あいにはところどころ墨絵のようにガスがかかり、晴天では味わえないしっとりした風景を堪能することができた。
 渓谷を降りきって吊り橋を渡ると、そこは待ち合わせの観光会館、かと思いきや、行くべき場所までにはまだかなり歩かなければならないことに気づく。
 そこにタクシーを呼ぶ手筈になっているはずだ。待ち合わせの時刻は迫っている。やばい(汗)。

 そこから歩く歩く。いい運動だ(苦笑)。

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結局、先に待ち合わせ場所に着いていた前田氏がタクシーで迎えにきてくれて、無事に全員集合できた。宇井氏はそこで帰路につき、残る4名はそのタクシーで懇親会へ。


 懇親会は、「笠置いこいの館」という食事も出来る温泉入浴施設。

 お風呂はぬるっとした湯が絶品の天然温泉で、雨の撮影で冷えた身体をじっくり温め、生き返る。食事のほうは、ほとんど揚げ物しか頼むものがない品揃えに内心ちょっと「うっ」となったが、さんざん歩いた後のカロリー補給には丁度よい。とにもかくにも、お風呂のあとののんびりした食事は、それだけで楽しくいただけた。


 ひとしきり食べて十分休憩した後、往路のICOCAを気にしながら、JRで帰路についたのだった。

 ずいぶん以前、フィルムカメラの時代に、ペンタックスの一眼にレンズを何本か持ってあちこち撮影に出かけた時期があった。「メカは好きでもアートはからっきし」と痛感し、そのうち機材も処分してしまって写真からは長く遠ざかっていた。
 この同好会にお誘いいただいてから、またちょくちょく撮影するようになっている。

 以前は「きれいな絵にしよう」などと気張っていたが、今は肩の力を抜いて、というかそこはある程度諦めて(笑)、ぶらぶら歩きで気に入ったところをパシャパシャ適当に撮っている。出来はどうあれ、撮って歩くのは楽しいものだ。
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・・・撮影会後記・・・
 3月27日(土) 中崎町にあるカフェ「ちきゅうだま」で反省会を開催しました。
中崎町界隈は昨年8月、ABCテレビの旅サラダで「三船美佳の元気な散歩道」で紹介されて以来、若い女性の間で人気スポットになっているようです。
「ちきゅうだま」は、その中崎町の一角にある古民家を再生したカフェです。
 昔の面影を残した古い民家の木のぬくもりを感じながら、身体にやさしい「薬膳料理」が食べられます。
 土曜日の午後5時に集合した4人(残念ながら前田さんは欠席)は、2階の小部屋を借り切り、店長自慢の薬膳料理に舌鼓を打ち、持ち込みの焼酎を飲みながら、それぞれの自信作を披露し、ワイワイと賑やかに時のたつのを忘れて写真談義に花が咲きました。
 1人2点ずつ自慢の作品に寸評をつけて掲載しました。ご感想をコメントいただければ幸いです(中川記)


稲葉1
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黒を背景にしたことで、雨後の露をたっぷり含んだ白梅の美しさが引き立っています。
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稲葉2
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これも1,と同様、黒を背景としていますが、真っ黒ではなく左下にぼんやりと紅梅をいれて画面に変化をつけています。満開の花と蕾のバランスもよく落ち着いた構図になっています。
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宇井1
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白梅を遠景にぼかして、紅梅の色を鮮やかに表現しています。紅梅と白梅が2:1に配置されているので安定感のある構図になっています。
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宇井2
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手前の茶畑の緑、中間の梅の白、奥の枯れ木の茶、巧みに調和し早春の雰囲気がよく出ています。
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森本1
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木漏れ日の明るい部分に紅梅をいれ、周りを暗くしたために花が立体的にみえます。
いわゆるトンネル構図の一種で、花の美しさが強調されました。

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森本2

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ミラーに映った梅の里を大胆な構図で捉えました。横断歩道の曲線が画面に変化をつけているため、見る人をハッと思わせる効果があります。
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中川1

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マイクロレンズで花の露をアップで捉えました。「水滴が咲いた」ような感じがします。
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|中川2
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雨後の霧が立ち昇る山を背景に、濃い緑の中に1本の紅梅を配置し「山里の早春」を表現してみました。

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投稿者 mtcambrs : 2010年3月29日 17:56
コメント

月ヶ瀬梅林渓谷を拝見しました
雨の日も又楽しい~~~
しっとりとした風情の月ヶ瀬を再発見ですね

雨の日にしか撮れない写真が大人のムードで素敵です

カメラライフを楽しむ!
温泉に入って!
仲間と美味しいものを食べて!
酒を酌み交わす!

最高の人生です
益々のご活躍をお祈り致します

Posted by: 春蘭 : 2010年4月 1日 05:06
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