2009年8月27日

8月の総合研修会(月例会)報告 2009.08.06

テーマ: 阪神ファンの経済効果 -"虎エコノミスト"大いに語る!-
講 師: 國定浩一氏(大阪学院企業情報学部教授)
日 時: 2009年8月6日(木) 18:00~20:00
場 所: 大阪市立総合生涯学習センター(大阪駅前第二ビル5階)
出席者: 会員17名、ゲスト3名 計20名

 定刻18時になり、担当の研修委員から、講師の國定教授の簡単なプロフィールの紹介があり、すぐに講演を開始した。國定教授は、勿論、阪神タイガーズ応援団の顧問をされており、先日、甲子園球場での金本のホームランボールを、前回講師の光田さんが取り損ねた話から始まった。

 教授は、毎週、関西テレビの「スーパーニュースアンカー」のコメンテーター(ゴールドアンカー)で、今回のように選挙時期には、政治に関するコメントは出来ず、ほぼ休眠状態であり、非常につらいとのことでした。

 教授の経済持論は、主流派ではなく、ごく少数派であることを踏まえて話を進められた。まず、小泉、竹中の内閣は"詐欺内閣"であり、その結果、格差が拡がり、金に対する認識を変えてしまったと熱弁された。

 また、一昨年からのサブプライムローン(低所得者向け住宅ローン)について、その背景や仕組みをわかりやすく解説された。これは証券会社がサブプライムローンを証券化し、格付会社がトリプルAの格付けをし、さらに、証券を分割して販売したことにより、もとの形が見えなくなり被害が増大した、これは証券会社と格付会社が、はじめから返済出来ないことが分かっていながら商品化した、所謂、"詐欺商品"であると断言された。

 現在の日米の経済対策については、オバマ大統領の80兆円規模に対して、日本は、平成20年から21年にかけて、4回の予算で約90兆円規模の対策を実施している。アメリカの本音は、日本が早く景気を回復し、米国債をもっと買って欲しいことにある。そのためには、次回のオリンピック開催の候補地であるシカゴは、オバマ大統領の地元でもあり、場合によっては、東京に譲る可能性もあるかも知れないという私見も披露された。

 教授のモットーは、「金は汗を流して稼げ」であり、学生にも授業でいつも言われており、ホリエモンや村上ファンドに対しては、彼らの手法に対しての批判は勿論であるが、彼らを支援した自民党や、村上ファンドに投資した前日銀総裁にも、彼らを増長させた要因があると解説された。

 日本の国に対しては、いつの間にか恥を知らない国になってしまった。これは、戦後の教育に問題があり、特に、日教組に対しては、厳しい批判をされた。今からでも遅くないので、教育改革の必要性を強調された。

 日本は中堅・中小企業が元気にならないと、景気は回復しないので、中堅・中小企業成功のキーワードとして、"IT"、"アイデア"、"実行"、"継続"が重要であり、政界・財界がバックアップする必要性を説明された。

 最後に、残った時間で、阪神タイガースファンの行動原理について、ご自身のタイガーススーツやリバーシブルネクタイを紹介されながら、非常に面白いお話で講演を締めくくられた。
  阪神ファンは、参戦型(動く:甲子園球場以外でもチームと一緒に遠征する。)
  読売ファンは、観戦方(見る:強い時だけ、東京ドームに行く。)
  阪神ファンは、2勝3敗の哲学を持ち、"反権力"、"反中央"、"反カネ"が信条。

星川忠男 記

投稿者 mtcambrs : 2009年8月27日 15:21
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