![]() ![]() |
草津の蓮とスイレン撮影会と近江八幡の水郷スキヤキ和船
「草津・近江八幡」撮影旅行 2008年7月27(日)
参加者 中川嘉夫、稲葉晃、亀山洋子、池田誠子、森本直之(記)
かねてからお誘いを受けていた写真同好会の撮影旅行に初参加することになりました。
写真には、実は20代の頃に少しのめり込んだことがあります。当時は勿論デジタルではなく、フィルム現像、プリント、引き伸ばしと、ずいぶん面倒なものでした。一通りは遊んだのですが、「メカは好きなんだけどアートのセンスはからっきし」というのが自分で痛いほどわかり、そのうち撮影もしなくなって機材も処分してしまい、すっかり写真からは遠ざかっていました。最近は、手軽なデジタルカメラが安価に手に入り、写真もパソコンで見られるので現像やプリントもいりません。ちょっとした旅行写真などには、本当に便利になったと思います。
そんなところ、写真同好会にお誘いいただきました。最初にお声掛けいただいたのはずいぶん前だったように思います。さっきのような事情で一度遠ざかっているので、すぐにはその気にならなかったのですが、そんな話があるとカメラ売り場などは覘いてしまうもので、見てしまうとメカ好きとしてはちょっとしたものが欲しくなってしまい、いろいろと自分に理由をつけて、一眼レフではないのですが、カメラだけは新しいのを手に入れていたのです、実は。
それでも撮影会となるとなかなか腰が上がらなかったのですが、今回初めて参加させていただくことになりました。前置きが長くなりましたが、その撮影旅行記です。
稲葉さんのプランニングにより、滋賀県は草津から近江八幡への日帰り旅行です。
早朝7時35分、草津駅改札前集合。最初にスケジュールを見たときは「何ちゅうキツイプランだ」と思いましたが、起きて動き出してしまうと夏の早朝は爽やかなもので、人もまばらな大阪駅から新快速に乗り込みました。
定刻に集合の後、2台の車に分乗し、最初は蓮の群生地で蓮花の撮影です。何でも、遠くからプロも訪れる撮影スポットだとか。まだ朝の柔らかさが残る光ですが、若干雲に隠れ気味なのが、残念なのか幸いなのか…。車を待たせてあったので、ばばーっと撮って次の目的地へ。

次の撮影地、「草津市立水生植物公園みずの森」へ。電力供給用としてはあまり役に立っているとは思えない巨大な風力発電用風車が1機、なんか無駄に目立ってます。
入場後は集合時間を決めて自由撮影となりました。朝とはいえ、かなり日差しが強くなってきて、炎天下での撮影はかなりの体力を消耗します。で、「ヘタレ」の私は、多めの休憩をとりながら、これはと思う何箇所かで撮影をしました。それも、極力日陰から出ないようにしながらのヘタレ撮影ですから、いいアングルをキャッチできるわけもありません。おまけに、肉眼で感じた空気感を写し撮るだけのセンスもない、というのが、デジタルだと撮った直後にわかってしまうのが悲しい。
昼食を兼ね、「おうみはちまん水郷めぐり」へ。小さな屋形船に揺られながら、近江牛のすき焼きをいただきました。水面の風に擦れる葦の音、ゆったりしたリズムで軋む艪の音、時折やって来て戯れるかいつぶりの声…。静かな水郷の風景を堪能しながらの船旅は、夏の風情にあふれていて、ビルに埋もれた日常で肌にする亜熱帯の夏とは格段に違うものでした。
6人乗りの船を一人で漕ぎ進める船頭さんは、お話を聞くと65歳だとのこと。最初はパワーがなくてかなりのトレーニングを積んだそうです。言われて見れば、印半纏の下は小柄ながら無駄のないアスリートの身体。なかなかにカッコイイ65歳でした。

その後、八幡堀の町並みへ。船着場から徒歩で向かったのですが、とにかく暑い。デイバッグにぶら下げた温度計を見ると38度! 目的の町並みにさしかかったところで見つけた「かわらミュージアム」へ、見学というか、たまらず涼みに飛び込みました。
館内をぶらぶらしているうちに気づくと外は大雨。ビュンビュン風も吹いていて、とても撮影どころではなさそうになってきました。しばらく雨宿りした後、本日は打ち止めとすることに。
少し小降りになったところでミュージアムから外に出ると、夕立のおかげで外気温は26度の爽やかな天然クーラー! これも夏。たった1日で色んな夏を感じることができた撮影旅行でした。最後は、近江八幡駅前の喫茶店でお茶を飲んで、帰路につきました。
撮影会後記(中川記)
今回の同好会撮影会は、特別ゲストの亀山さん(会友)、池田さん(亀山さんのお友達)が参加され少人数ながら、和気藹々と楽しく賑やかな1日でした。
8月2日(土)の午後、セイム研究所で成果研究会を開催し、B_LOG掲載の写真選考、「草津水生植物公園みずの森フォトコンテスト」への応募の作品作り(編集とプリント)をしました。2時半頃から6時頃まで作業したあと、撮影会当日実施できなかった反省会(じつは飲み会)へ繰り出したのはいうまでもありません。近くの「ふぐや」で食べた「夏のてっちりと冷たいひれ酒」は、安くて美味しかったよ~。
1人1点ずつ傑作を掲載しました。(順不動)
【写真(池田)】
:光をうまく捉えて雌しべ雄しべの黄色、花のピンク、葉の緑のバランスが非常によいですね。

【写真(亀山)】
:蓮の花と実が会話しているように配置した構図が見事です。
花は現在、実は過去を現しています。過去と現在の対比、大(花)と小(実)の対比の構図であり、安定した画になっています。

【写真(もりもと)】
:上からの光線を巧みに捉えているので蓮の葉の陰影が柔らかな曲線を描いています。そ濃い緑の中で花が明るく浮かび上がり、花の美しさ際立たせています。

【写真(稲葉)】
:蓮の葉の緑をバックに、これから咲き出そうとする蕾の紅一点を配した大胆な構図で生命力の強さを感じさせる作品です。

【写真(中川)】
:斜め上からの光を利用して、順光と透過光で花に陰影をつけ立体感をのある神秘的な作品にしあげています。
