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なかちゃんの「南半球一周の船旅」
うろつ記・まごつ記・思いつ記
第16報 ブエノスアイレス(アルゼンチン)
アルゼンチンの首都・ブエノスアイレスに入ったとき、茶褐色の水に包まれた異様な光景に驚きの目を見張った。
「これは海のようにみえますが、ラ・プラタ川という幅の広い川なんです。川幅の最も広いところは270Km、狭いところでも50Kmあるんですよ」という説明を聞いても信じられない。これはどうみても海だ。「日本の川は底が石や砂ですが、この川は底が赤土なので、水はいつも茶褐色に濁っているんです。」
ラ・プラタとは「銀」という意味。
銀の国、アルゼンチン。神秘と魅惑の響きに惹きつけられたヨーロッパの征服者たちは、その奥に眠るといわれた銀の財宝を求めてラ・プラタ川をさかのぼった。
征服者たちによって持ち込まれた500年前のヨーロッパ文化が、見渡す限りの草原と先住民文化を覆い尽くし、人口の95%以上がヨーロッパ系移民者で形成されたこの国は、ブラジルとは全く異なる趣をもっていた。
首都ブエノスアイレスは、ラ・プラタ川沿いに位置する大都市。
スペイン航海者がラ・プラタ川を遡って航海していたところ、帆船にとってありがたい追い風が吹いてきた。「ブエン・アイレ(いい風だ)」と船員が叫び、それが複数形の「ブエノスアイレス」のが名前の由来だそうだ。
五月広場
大統領府(カサ・ロサダ)、カビルド、カテドラル(大聖堂)、の3つの重要な建物に囲まれた政治の中心地だ。
1800年代終わりごろに建築された大統領府は、カサ・ロサダ(ピンクの家)という名前の通り、ピンク色に塗られいた。
広場の中央には、アルゼンチン、ペルー、チリの3カ国をどくりつさせた、リベルタドール(開放の父)ホセ・デ・サンマルティン将軍の像があった。

ボカ地区
ここは、古くから港があった地域で、ヨーロッパから来た移民たちは、こ の地で、新しい第一歩を踏みしめた。
貧しい移民は、政府から古い木材やトタンをもらいうけて家屋を建てたという。その家に、船の塗装に使うあまりもののペンキをぬったため色とりどりの建物になった。
その豊かな色彩が今ではこの地区の呼び物になり、観光の目玉となった。

(3/5 中川嘉夫記)
【参考】
国際交流NGO・ピースボート 公式HP
http://www.peaceboat.org/index_j.html
第60回地球一周の船旅レポート
http://www.peaceboat.org/cruise/60th/index.html