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なかちゃんの「南半球一周の船旅」
うろつ記・まごつ記・思いつ記
第3報 ベトナムの原風景をたずねて(1/19)
インドシナ半島東側の細長いS字型の国ベトナムは、豊かでバラエティーに富んだ自然が一杯だ。しかし、首都・ハノイ、商都・ホーチミンは近年めざましい発展を遂げ、ベトナムの自然豊かな姿を見るのは難しい。
ベトナムの原風景を求めて、ダナンを訪れた。
16世紀には小漁村に過ぎなかったダナンは、18世紀になると河口にあるホイアン港が砂の堆積によって次第に使用できなくなったため、港として成長し始め、今ではベトナム中部最大の港となったが、ハノイやホーチミンに比べると時間の流れが遅く古き良きベトナムの姿を今にとどめていた。
ライスペーパー工場見学
古い民家の立ち並ぶ一角にその工場があった。わずか数坪の掘っ立て小屋のような一室で、大きな釜の上の蒸篭に布を敷き、そこに米粉をといたものを丸くうすく伸ばして一気に蒸し上げる。
それを天日で乾かせば出来上がり一貫して手作りだ。炭火でコンガリと焼いて好みの調味料をつけて食べる。香ばしくて美味しい。

キラ村の農家
ダナン市内から車で30分。村道には大型バスが入れないため途中でマイクロバスに乗りかえ、郊外に美しい田園風景の広がるキラ村を訪れた。
目に田んぼの鮮やかな緑が映り、草叢では牛が草を食み、小川にはメダカが泳ぎ、農家の庭には鶏が遊んでいる。子供のころ学校の行き帰りに見た光景をなつかしく思いだした。
昼食に農家の家庭料理をご馳走になった。
腕によりをかけて作った伝統料理だそうで、大変美味しかったが、追っても追っても寄ってくる蝿には閉口した。

ここの子供たちは実に人懐こい。カメラをむけると笑顔をつくり、デジカメの画面をみせると目を輝かせて覗き込む。
ここにはデジカメはおろかフィルムカメラさえないのだろうか。

(中川嘉夫記)
【参考】
国際交流NGO・ピースボート 公式HP
http://www.peaceboat.org/index_j.html
第60回地球一周の船旅レポート
http://www.peaceboat.org/cruise/60th/index.html