2007年12月21日

写真同好会だより No.9 「箕面の滝と紅葉」撮影会(2007/11/29~30)

「箕面の滝と紅葉」撮影会 2007.11.29/30実施

11月29~30日、今年ちょうど指定40周年を迎えた「明治の森箕面国定公園」の滝と紅葉の撮影会を実施。今回の参加者は少なく、中川さん、稲葉さん、私佐藤の3人。前田さん、小池さん、吉塚さんは都合つかず不参加。稲葉さんは本番30日の参加でした。

というわけで29日の宿泊は中川さんと佐藤の2人だけ。私にとっては個人教授を受ける絶好のチャンス。午後3時に阪急箕面駅で落ち合って早速撮影開始。駅前の滝道登り口に高々と掲げられた紅葉祭りの横断幕をくぐり抜けると、道の両側に土産物屋がずらりと並んでいます。名物紅葉の天ぷらを揚げるお店から香ばしい匂いが流れてきます。紅葉の見頃は今シーズン最後のようで、ちらほら落ち葉が目立ちます。

滝までは緩やかな上り坂が続き、2.7kmの道のり。普通に歩けば1時間足らずですが、この日は明日の本番に備えた撮影スポットのチェックです。まず400mほど進んで一の橋を渡った先で中川さんから格好のスポットを教えていただきました。渓谷を滝道に添って流れる箕面川にはところどころに急勾配の小さな落差があり、そこでは水が勢い良く落ちています。するとその下の水面の脇には大きな淀みが出来、木の葉を浮かせて時計回りにゆっくりと流れているのです。なるほど!目の付け所が違います。

さらに昆虫館から瀧安寺まで行ったところであっという間に2時間が過ぎました。この日はここで引き返して、箕面市温泉町の箕面観光ホテルに宿泊。展望風呂で疲れを癒してから、少しばかりグレードアップした夕食をいただき、この日は早めに就寝しました。
30日朝、心配していた空模様は晴れ。6時半ホテルを出発。朝食前に二度目の下見です。昨日の夕方とは随分趣が違い朝の空気は爽やかです。昨日の所で引き返して8時半過ぎから朝食を摂り、10時に稲葉さんを迎えに箕面駅へ。

滝道へ入ってまず目に飛び込んだのが鷺でした。水面に映る紅葉をじっと眺め、物思いに耽っているのでしょうか?そんな様子を巧にとらえた稲葉さんの作品が写真1。


写真1 稲葉「物思いに耽る鷺」
【講評】紅葉に染まる水面の写真はよく見かけますが、そこに鷺を配した点がユニークです。鷺の位置も適切で絶妙のカメラアングルです。(中川嘉夫)

写真2は、昨日見つけた撮影スポット。落差がつくる淀み模様。段差を流れ落ちる水が動力になり、ゆっくりと淀みを廻しています。
シャッター速度を絶妙に調節し、流れる葉の軌跡を残す写し方は、簡単には真似出来ない。やはり師匠中川さんならではの作品です。


写真2 中川「水面を彩る木の葉」
【講評】シャッタースピード3~6秒で何枚も撮りました。この写真は3.6秒です。水面に露出をあわせているので滝の部分が白飛びしてしまいました。(中川嘉夫)


こんなにモミジはキラキラ輝くのでしょうか?昨日夕方みたモミジと同じはず。しかしそれとは全く別物のようです。尤も昨日は曇り空。しかも陽が落ち始めた頃。景色は深く沈んで目には映らなかったようです。しかしこの日は穏やかな小春日和。空は澄んで晴れ渡り、晩秋の淡い太陽の光が木々に優しく注いでいます。

写真3では、舞い散った黄葉と紅葉が織りなす錦模様を稲葉さんがとらえました。ほんの少し散る緑の葉が彩りを添えています。
写真4では私が、光が当たった部分を強調して写してみました。中川さんがおっしゃる「写真とは光と影だよ!」という意味が少し分かりかけた気がしますがどうでしょう?


写真3 稲葉「錦模様」
【講評】木の影と落ち葉の彩を対比させた写真ですが、落ち葉が少ないのが残念です。被写体としてはいいところを狙っています。(中川嘉夫)


写真4 佐藤「もみじの灯り」
【講評】バックが暗く、かつボケている中に光る黄葉を配した良い写真です。黄葉の重なりが多く煩雑なのが難点です。(中川嘉夫)

写真5も私佐藤の作品。滝からの帰り道、蜘蛛の巣を見つけました。赤や黄のもみじの葉が巣一面に散りばめられています。
風に吹かれ飛び散った葉が巣にかかったに違いありませんが、巣をキャンバスにした葉の配置には、どことなく芸術性を感じませんか?
ひょっとして箕面の森では蜘蛛もまた、芸術の秋を楽しんでいるのかも知れません。


写真5 佐藤「蜘蛛の巣の宴」
【講評】紅葉の写真としてはユニークです。黒いバックに赤と黄が浮かびあがり、美しい模様を創っています。(中川嘉夫)

わずか2.7kmの道のりでしたが、最大のお目当て"箕面の滝"に辿り着くまでに3時間もかかりました。滝の落差33メートル。日本の滝百選に選定されている箕面公園随一の景勝。水量が多く爆水が飛沫を上げ、木漏れ日が射して小さな虹が現れ、滝を装っているようです。3人それぞれ右に左に移動して心行くまでパチリパチリ。

そして出来上がった写真を見ると・・・やはり師匠中川さんの大滝が一際光っていました。(写真6)


写真6 中川「紅葉を傘に虹を装う箕面の大滝」
【講評】自慢できる作品ではありませんが、箕面の定番として掲載しました。虹がもう少し鮮明にでればよかったのですが・・・。(中川嘉夫)

帰りは滝道を少し足早に下り、展望エレベーターで再び箕面温泉へ。ここから同好会もう一つの恒例行事、"温泉と美味しい酒の会"の始まりです。スパーガーデンで疲れを癒したあとのビールの味は格別でした。
さて、今年の撮影会はこれで終わり。只今来年の撮影会を計画中です。来年第一回の日程が決まりましたらご案内します。どうぞ皆さま!お気軽にご参加下さい。(佐藤記)

投稿者 mtcambrs : 2007年12月21日 09:53
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