2007年9月24日

8月度製造業部会報告

            2007年度 製造業部会 8月 例会報告

                                       製造業部会長 間瀬 誠

 日 時 ; 2007年9月4日(火)18時00分-19時30分
 場 所 : 住金マネジメント(株)会議室(4F)
 参加者 : 森国功、大坂吉文、間瀬誠

テーマ:中越沖地震で話題となっている柏崎刈羽原発の安全について

資料の紹介:間瀬 誠

参考WEB資料
1)ある原発作業者の遺言、「原発がどんなものか知ってほしい」
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html
2)上記に対する反論:多分原発に勤務している技術者(必要な方には配布します)
3)[コラム]大前 研一氏:柏崎原発、褒めるべき点・反省すべき点
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/91/index.html?cd=sjm

話し合った話題の一例
 * 原発問題の根底には「知識不足の人たちが、さらに知識の薄い素人に向かって説明する点」にあります。原発業者電力会社の情報隠蔽や、説明能力不足。結果、大衆の極端な無知から、建設的な論議がでず、風評被害も生じます。

 * いろいろな資料に目を通したところ、大前資料がまず的確な情報といえる。

 * 今回の事故は地震に対する基本動作としては「見事、想定通り」と世界で始めて、活断層直上で震度6の大地震に耐え抜いた原発を褒めていい。

 * 現在、IAEA(国際原子力機構)の調査団が立入検査に入っていますから、彼らと一緒に明確な報告書が作られると原発問題の解決への道が明るくなってくることを期待したい。

 * それにしても、変圧器火災への対応など、化学消防車もない、通報が遅れるなど緊急時を想定した安全対訓練ができていない。これは、東電に「危機管理意識は無い」と言える。

 * 原子力発電に頼らざるを得ない日本としては、電力会社にシャンとして貰いたい所。

 * 森国さんから「注意力のサーガディアン・リズムと夜間に発生した大事故」の説明があり、作業員に合理的な睡眠をとらせる大切さの説明があった。
   某電力会社でこれを説明したところ、「余計なことをするな」とのコメントを受けた由。お役所体質、ブルーカラーとホワイトカラーの情報断絶を内蔵している会社は問題が大きい。
 
 その後、次回の製造業部会について話し合った。
 その場で、テーマは決まらなかったが、「JR福知山線脱線事故」を取り上げたいと考えている。

 今後の予定
  日時 ; 2007年10月23日(火)18時-19時30分
  場所 : 住金マネジメント(株)会議室(4F)

  テーマ: JR福知山線脱線事故について

 連絡先 : 大坂吉文
        間瀬 誠

投稿者 mtcambrs : 2007年9月24日 17:30
コメント

この議論の混乱の背景には在るのは、文明発展を支えて来た技術がその努力にかかわらず、あらゆる条件で完璧ではあり得ないという認識の欠如だと思えます。法律やシステム等も同じです。技術文明の恩恵を受けられるのは、限られた条件下であって、危害を及ぼす陰の部分が併存するかぎり、人間は備えが必要になります。WHO報告の世界の自動車事故死者数が、年間120万人に達すると推定されている点を見れば、多くの説明は要りません。文明による恩恵を享受しつつ被害をミニマイズするには、人間一人一人が技術にしても法律にしても、その内容と限界を知らねばなりませんから、当にこれは、ご指摘のように適正な教育ということになります。文明が発達すればするほどその対象が増え、教育の密度は高くなります。それができなければ、文明の恩恵を充分受けられなくなり、その文明圏は相対的には衰退に向かうことになります。この国はどうなのでしょう。

Posted by: 宇多小路 勝 : 2007年9月29日 10:39
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