![]() ![]() |
NHK放送文化研究所から、最新2005年の「国民生活時間調査」が発表されました。生活者がどのような行動にどのくらいの時間を費やしているかを5年おきに調べたものです。
この調査では、生活時間を「必需行動」「拘束行動」「自由行動」の3種類に分け、24時間のうちの比率を出しています。
必需行動というのは睡眠や食事などの行動、拘束行動は仕事や学業、家事など社会を維持向上させるために行う義務的な行動、自由行動とはレジャーやマスメディアへの接触など人間性を維持向上させるための自由裁量度の高い行動を意味しています。
動物関係のエッセイで知られる加藤由子氏によれば、動物は「食べる」という必須の時間以外は、危険を避けるため冒険せず寝ているのが合理的なのだといいます。つまり動物はその行動の100%が必需行動となります。
「拘束行動」「自由行動」があるのが人間の人間たるところですが、P.F.ドラッガーは、著書「経営者の条件」で、「誰でも成果を上げることを習得することはできる。ただし自分で学ぶしかない」「成果を上げる習慣として、まず最初に時間をマネジメントすることだ」といっています。
マーケティングの成果を挙げるためには、とくに「自由行動」の時間がどのように使われているかを知ることが大切ですが、NHKの調査によれば「自由行動」の時間配分はこの10年間に大きく変化しています。
とくに顕著なのは、新聞を読む時間が大幅に減少していること、30代以下の若年層では仕事以外で、インターネットと付き合っている時間が新聞より多いことです。このような傾向をうけてマーケティングのあり方も大きく変化してきています。
そのひとつに「ロングテール現象」というのがあります。
ロングテールとは、「ネット販売において、ほとんど売れないニッチ商品の販売額の合計が、ベストセラー商品の販売額合計を上回るようになる現象のこと」と定義されていますが、詳しくは次回(6/19)のマーケティング部会のテーマとしますので興味のある方は是非ご参加ください。
マーケティング部会長 中川 嘉夫