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05ヒット商品のもう1つのキーワードは「健康志向」です。
寒天、スチーム調理器、CoQ10、ウコンの力、ジンギスカンなど、健康志向の食品、サプリメント、調理器が上位にランクされています。
なかでも本当は食べたいのに手が出しにくいものを「良いわけ」があるから食べてもよい、と納得させたヒット商品があります。グリコ「GABA」がそうです。
GABAは正式名称をγ(ガンマ)-アミノ酪酸という、アミノ酸の一種です。
英語のGamma-Amino Butyric Acidの頭文字を取り、一般にGABA(ギャバ)と略称されています。
GABAは発芽玄米に多く含まれる、健康に役立つ成分としてよく知られ、血圧降下作用、精神安定、脳血流の改善による鬱の予防など、医薬品としても承認されている成分で、一日20mg以上の摂取で効果があるそうです。
グリコの「メンタルバランスチョコレートGABA」には100g当たりに280mgも含まれるので「食べた方がよい」と納得できるのがヒットの要因としてあげられています。
また、キシリトールガムに続いてボトルタイプ容器であることが、オフィスの机において食べてもおかしくない感じをつくり、コンビニエンスストアを中心に男性のオフィスチョコ需要を開拓したそうです。
ヒット商品の中に、寒天とジンギスカンが名を連ねていたのには「?」という感じでしたが、ジンギスカン専門店が首都圏で急増しているそうです。羊肉にカルニチンやビタミンB1が多く含まれるという情報が一役買っているのがヒットした理由といわれています。
寒天も昔から家庭で馴染み深い食べ物ですから、いまさら何故?と首をかしげたのですが、05年夏、テレビ放映がきっかけで寒天が爆発的に売れ、スーパーなどの店頭から角寒天が姿を消したといいます。角寒天は手作りで生産は冬季のみ。普通は1年かけて売り切るのですが、途中で在庫がなくなったのは「160年の生産史上おそらく初めて」だそうです。05年の2月と6月にテレビで肥満解消効果などが放映されたためですが、業務用の粉寒天がネット販売で家庭向けに飛ぶように売れたそうです。いまさらながらテレビ(CMではなくコンテンツ)の影響力とネットの情報力の強さに驚きました。
マーケティング部会長 中川 嘉夫