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恒例の月例総合研修。今月度は宇多小路氏より、「コミュニケーション」にまつわるさまざまな問題提起とその奥に横たわる厄介な問題や、改善を図るためのヒントを多角的な視点から、わかりやすく解説していただき、大変勉強になりましたが、残念ながら二部は体調維持のため失礼させていただきました。
それで、たまたま、家で食事のあと、TVを見ておりますと、NHK12CHで「この人この世界ー知るを楽しむ」という番組(22:30~)の中で、「脳を鍛える」というテーマで、宇多小路氏のお話に登場した人間の人間たる最大の特徴である「前頭前野部」の発達の重要性に関して、0~3歳の乳幼児期、4~10歳の幼児期の養育のあり方に対する全く同じような指摘や、思春期前後の反抗期における子供に対するサポートのあり方について、大変示唆に富む話がありました。
それに近頃、小学生時代からパソコンや携帯電話を積極的に教育に取り入れていますが、大脳の発達に対しては脳の働きを楽にする効用が、実は大脳を鍛えるという見地から見れば、かえってマイナスになることもわかって来ているそうで、「脳を鍛える」=脳ジムのようなトレーニングで、脳(前頭前野)の発達を補う必要が出てきているのだそうです。
他によく「きれる」などという現象に関する脳医学から見た意味や男女の平均的な脳の特徴差など、興味深い話もありましたが、テキストも発売中だそうですから、興味あるかたは書店で求められると良いと思います。
最後に、話は違いますが、企業社会における内なるコミュニケーション力には言葉による表現力もさることながら、他者のホンネや識見、自己(自社、自部署、自分等)の置かれた状況や将来動向を見抜くなどの、観察力、洞察力、感受性を備えることの重要性も指摘しておきたいと思います。また対立を克服し、融和、協調、自主性の涵養を図るには、「敵を知る」ことの大切さを忘れてはならないと思います。
勿論、本日の宇多小路氏の最大の論点である、わが国の「グローバル・コミニュケーション力」不足。
これは私も同感です。先週のWBC、幸いにも日本は優勝の栄冠を勝ち取りました。冬季オリンピックでも荒川静香選手が金メダルに輝きました。しかし国際的な競技会運営で指導的な役割を果たしている日本人がどれほどいるのでしょうか。イチローや松井秀喜や野茂、国際的に活躍する彼らの中から世界の指導者が生まれる日、それはいつになったら実現するのでしょうか。
鈴木 啓介