2010年2月17日
定例会後記(2010年2月)
2010年2月の総合研修会は16日(火)に開催されました(研修会は18:00~、懇親会は20:00~)。参加者人数は、研修会が31名(ゲスト8名)、懇親会が25名(講師、ゲスト5名)でした。
総合研修会は西尾久美子氏(京都女子大学 現代社会学部 准教授 経営学博士)による「京都花街から学ぶ人材育成」の講演でした。
以下はメーリングリストの案内より
参加のお勧め
NHK朝の連続テレビ小説「だんだん」で京都花街の世界を初めて知った人、さらに花街に代表される「おもてなし」産業のことを詳しく知りたい人、また、新人をより早く自律的な人材に育成する仕組みを研究している方々に参加をお勧めします。
それでは西尾久美子先生からのメッセ―ジをお伝えします。
「350年以上の歴史を持ち、今なお多くの人を惹きつける京都花街。舞妓さんの愛らしさ、芸妓さんの華やかさ、そして彼女たちが必死に芸事に励んでいる姿などはメディアで伝えられています。
しかし京都花街についてそれ以上に深く知ろうとすると、実はこれがなかなか難しく、一見さんお断りのお茶屋のお座敷に上がる機会もなく、芸舞妓さん達と言葉を交わすこともない一般の人にとっては、花街は壁の向こうの"秘密の世界"のままです。
研修会ではフィールドワークも交えて探究し学んできた京都花街の世界を、経営学の視点から事業システム、人材育成などについて時間の許す限りお話ししたいと思います。」
事務局 向出康志
2010年2月 5日
フォトスケッチNo14 早春の富士 2010.1.29-30 中川 嘉夫
一年で最も空気が澄んでいて富士山撮影に最適といわれる1月下旬、山中湖、西湖、精進湖と忍野村を訪れた。
山中湖の紅富士とダイヤモンド富士
富士五湖の中で最も標高が高く、かつ最も大きい山中湖岸からは様々な表情の富士を見ることができる。
1月29日、早朝には紅富士、午後4時にはダイヤモンド富士を見た。
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忍野村
延暦19年-21年(800年-802年)の富士山延暦噴火により、宇津湖が山中湖と忍野湖に分かれた。忍野湖は、川の浸食や掘削排水のため枯れてしまい、その時残った富士山の伏流水の湧出口の池として、忍野八海といわれる八つの湧水池が存在している。
忍野八海のそばに流れる桂川は富士山の絶好のカメラポイントとなっている。
西湖「野鳥の森公園」の樹氷祭り
野鳥の生息地域にもなっている公園では、その広大な敷地と大自然を生かし、富士山を背景に、滝、かまくら、樹氷など様々な氷の芸術作品が展示されていた。

西湖いやしの里根場
西湖・根場地区一帯はかつて日本一美しい茅葺きの集落だったが、昭和41年の災害によりその殆どが消滅した。
霊峰富士と神秘の森・青木ヶ原樹海を望む西湖の地に今、21世紀の茅葺きの里が"いやしの里"として甦っていた。

精進湖
五湖中でもっとも湖水面積が狭い精進湖。ここから見る富士は、前に小さい山を抱いているように見えることから子抱富士といわれている。

2010年1月21日
定例会後記(2010年1月)
2010年1月の総合研修会(親年会)は20日(水)に開催されました(研修会は18:00~、親年会は20:00~)。参加者人数は、研修会が29名(ゲスト4名)、望年会が24名(ゲスト4名)でした。
総合研修会は清水正博氏(株式会社イズミヤ総研 代表取締役)による「海外流通業の現状と動向」の講演でした。
以下はメーリングリストの案内より
2010年第1回目のMTCA総合研修会(月例会)は、株式会社イズミヤ総研代表取締役 清水正博氏をお招きして下記のとおり開催します。
清水氏は、1973年イズミヤ株式会社入社、物流、マーケティングリサーチ、店舗運営、社長秘書、中期計画、人材開発、店舗開発等を経て、現在、㈱イズミヤ総研にて代表取締役としてご活躍中です。
1月の例会では、同氏の小売業37年、うちシンクタンク10年の中で発行の「機関誌」「海外流通情報」への寄稿、海外研修のコーディネーター等による経験から、主として「米国小売業が教えること」についてお話いただきます。
講演内容
1.米国小売業が教えること
(1)米国でのストアコンパリゾンより
(2)食品の業態分類と日米比較
(3)非食品の業態分類と日米比較
(4)日米の主要業態の盛衰
(5)SC分類と潮流
2.日本の流通業の行方
事務局 向出康志
2010年1月11日
フォトスケッチNo13 勝部の火祭り 中川 嘉夫
1月9日、「勝部神社(滋賀県守山市)の火祭り」の撮影にでかけました。
滋賀県を代表する火祭として有名で、県の無形民俗文化財に選択されています。
鐘や太鼓を打ちなが ら、ふんどし姿の若者たちが、無病息災を祈願して 「ごうよ」「ひょうよ」と大きな掛け声をかけながら乱舞する、勇壮な火の祭典です。
この火祭りは.約800年前,第83代土御門天皇のご病気が重く,占師によれば「近江国栗太,野洲両郡の境に大沼があり,ここに数千年を経た「おろち」がいて,天皇に危害を加えている」とのこと。さっそく,宮中から「おろち」退治の兵を現地に派遣したが,「おろち」はなかなか姿を現しません。射手一同は,神社に参詣すること50日の祈願をこめたところ,その満願の日にどこからともなく「おろち」が現れ、これを退治し,焼き払ったところ,天皇のご病気は間もなく快癒した、ということから,大蛇に見立てた12本の大松明に火をつけ,無病息災,家内安全を願う祭りとして毎年1月の第2土曜日に開催されています。
午後7時、勝部神社に到着。境内には6本の大松明が据え付けられていました。
この松明は、長さ約5m、先端部の直径は約4m,重量は400~500kgもあるそうです。
材料はハンノキ,竹,縄,先端部は菜種殻で作られています。

7時すぎから、十数人のふんどし姿の若者に担がれた3基の大太鼓が町内を練り歩きます。
境内で待機すること約1時間、漸く1番太鼓が境内に入ってきました。
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つづいて、6本の大松明が運び込まれ、予め据え付けられた6本とあわせ12本の大松明が神社拝殿に向かって扇状に並べられます。
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8時57分、12本の松明に点火。炎は十数m立ち上がり,夜空をこがし,一瞬火の海と化します。
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若衆達は,「ごうよ」「ひょうよ」と、かけ声をかけながら火の周りを乱舞し,祭りはクライマックスを迎えます。
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火が収まると,群衆は火にあたり,今年1年の無病息災を祈ります。その後,まだ燃え残っている松明を若衆が境内から引き出していきます。
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9時20分、3基の大太鼓が収納されて2時間に及ぶ火の祭典が終わりました。
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2010年1月 4日
事務局移転のご案内
新年より事務局が下記に移転しました。
〒532-0011
大阪市淀川区西中島4-5-1 新栄ビル10階E
(交差点角のビル 1階がファミリーマート)
有限会社アンサーエスシィ内
Tel. 06-6777-6708 Fax. 06-6777-6718
場所は以前と同じ4丁目で、同じ町内で1ブロック違いです。
電話、FAX共に変更はありません。

(A)地下鉄御堂筋線 西中島南方駅 北改札口
(B)事務局(新栄ビル10階)
電車利用の場合
次の2駅が利用できます。
1. 地下鉄「西中島南方」歩2分
2. 阪急「南方」歩4分
1. 地下鉄御堂筋線「西中島南方」駅下車(北改札口)の場合
北出口を出て、改札を背に左を見てください。左の道路の角に本屋さん、その前の道路の先にファミリーマートが見えます。そのビルです。(新栄ビル10階)
2. 阪急京都線「南方」駅下車の場合
改札を出て、右方向(北向き)に進みます。
次の信号が地下鉄の北出口ですから、交差点を左に渡ります。続きは、地下鉄の道順(1)をご覧ください。
2009年12月18日
定例会後記(2009年12月)
2009年12月の総合研修会(望年会)は17日(木)に開催されました(研修会は18:00~21:10、望年会は21:15~)。参加者人数は、研修会が24名(ゲスト3名)、望年会が24名(ゲスト3名)でした。
総合研修会は「北欧3国研修ツアー報告」で、中川嘉夫氏(セイム研究所 代表)による本年度の海外研修旅行(8/23-30)の報告でした。その後、恒例の望年会では賑やかに盛り上がりました。
以下はメーリングリストの案内より
月例会は会議室で、望年会は部屋を変え、ビュフェ形式(リーガロイヤルホテルの分室担当)で料理を味わい懇談をしていただきながら(もちろん飲み放題)お楽しみいただきます。
1.「北欧3国研修ツアー報告」 講師:中川嘉夫さん
2.わくわく写真展
ご持参いただいた写真を展示します。理事長賞、写真同好会座長賞などの賞品を用意しています。
3.プレゼント交換会
お持ち寄りいただいた心のこもった商品を抽選で交換していただきます。
事務局 向出康志
2009年12月11日
MTCA秋の宿泊ロジスティック勉強会報告 2009.11.27-28
11月27日(金)、滋賀県の株式会社ダイフクのマテハン・ロジスティックス総合展示場「日に新た館」の見学日である。広大な敷地のダイフク滋賀事業所内に所在している。同時通訳機能を備えた「国際会議場」でDVDによる会社概要の説明の後、展示場を案内される。


先ずは1Fの車両組立ラインから。メーカーや車種が異なっても、タグにより判別された適切な部品が自動供給されるとのこと。動きは滑らか、ナイロンベルト利用の静音設計である。次は保管・管理システムだ。工場や配送センター等で使用されるパレット系の自動倉庫や段ボールやケース単位の格納・出荷システム等の設備である。秒単位で動く超高速の自動システムのリフトが、縦横に棚間を唸りを上げて24時間休むこともなく高速で行き来している。内容・数量を入力すれば動きは思いのまま。ただし、そのスピードは、見るだけで、音を聞いているだけで恐ろしく感じる程である。

2Fは配送センターの仕分けやピッキングシステムだ。このラインでは正しい数量の商品を取り出し動くローラー上に流す作業。間違えるとブザーが鳴り、誰でも効率よく出来る作業となっている。次の過程ではソーターにより自動的に仕分けが行われ配送準備が完了する。その他、初動の力が少なくてすむ材質のタイヤや人が通るとセンサーが働き停止する棚、クリーンルームで半導体を扱うアルミ製のライン等、普段見ることの出来ない設備を色々見せていただいた。スピード、正確さ、耐久性、省エネ、静寂さ、操作性、設備の簡易性等様々な要素で最高のレベル向上に努めていることに感嘆した。一方、機械の進歩と現実の人間とのギャップにも感じるものがあった。

宿泊は琵琶湖リゾート「新海浜レークハウス」で近江牛のすき焼き、大いに飲んで食べ、貸切のカラオケルームで心ゆくまで楽しんだ夜だった。いろいろご準備いただいた奥野様に感謝する次第である。

(11月27日 記 伊阪博)
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11月28日(土)、写真同好会に幹事役をバトンタッチして「湖東三山の紅葉撮影会」を開催した。
宿泊組みの9名(伊藤、服部、松本夫妻、間瀬、井阪夫妻、亀山、中川)と、当日参加の2名(森本、稲葉)の11名は4台の車に分乗し、伊藤車の先導で8時55分「新海浜レークハウス」を出発した。服部車の勘違い(2番目に行く金剛輪寺にカーナビをセットしていた)により多少のロスがあり、予定より10分遅れの10時に西明寺に着いた。

土曜日とあって参道は大勢の観光客で賑わい、門前の駐車場はすでに満車。中腹の「蓬莱庭」前に駐車した。
「蓬莱庭」は国指定の名勝庭園で、鶴や亀を形どった石組みや、本堂に祀る仏像を立石群に象徴させ、山の傾斜などを巧みに生かした、調和がとれた庭園である。苔むした庭の緑に紅葉・黄葉の落ち葉が、列をなすカメラマンに格好の被写体を提供していた。

昼食は門前にある食事処・一休庵で摂った。コンニャク・生麩の田楽が付く田楽精進料理や西明寺そばが有名だ。本堂まであがって心ゆくまで写真を撮り、快い疲労感を覚えた後の食事は格別美味しかった。(だから写真はヤメラレナイ)。
食後、撮り残した門前付近の写真を撮り、次の撮影地・金剛輪寺へ向かう。
金剛輪寺は「血染め紅葉」と「千体地蔵」で有名だ。
奈良時代,僧・行基が本尊の観世音菩薩を一刀三礼,拝みながら掘り進んだところ,木肌から一筋の血が流れ落ち,あたかもその血で染めたように鮮やかに紅葉することから「血染め紅葉」といわれるようになったそうだ。

参道横の坊舎跡と思われる場所や、本堂へ続く延々とした山道の両側に、風車を供え、涎かけをした地蔵尊が整然と切れ目無く続く。千体もあるという。

金剛輪寺の白門をくぐった参道の途中に、本坊明寿院があり、この本坊の南・東・北の三方を囲むように庭園がある。心の字池で結ばれる3つの庭は、作庭された年代がそれぞれ異なる池泉回遊・鑑賞式の庭園で、それぞれが名勝に指定されている。
池の水面には、紅と黄の落ち葉が鮮やかにちりばみ、秋の深さを知らせていた。

午後2時、次の目的地・百済寺へ向かう。およそ15分で着いたが、駐車場の手前で駐車待ちの車が長蛇の列を作っていた。しばらく待ったが一向に動く気配がない。
「いつ(駐車場に)入れるかわからんよ」という係員の一言に恐れをなし、ここでUターンすることにした。
湖東三山ならぬ湖東二山に終わった撮影会だったが、真っ赤に燃えるような紅葉、鮮やかに色づいた黄葉。境内と池の水面を彩る落ち葉。雲間から顔をのぞかせたり隠れたりの太陽に一喜一憂しながらも、沢山々々の傑作写真の撮れた大満足の1日だった。
(11月28日 記 中川嘉夫)
2009年11月23日
定例会後記(2009年11月)
2009年11月の総合研修会は21日(土)に開催されました(研修会は18:00~20:00、懇親会は20:00~)。参加者人数は、研修会が17名(ゲスト1名)、懇親会が15名(ゲスト1名)でした。
総合研修会のテーマは「中小企業への提言」で、海蔵三郎氏、星川忠男氏による講演でした。
第1部:「中小企業の人材教育」
海蔵三郎氏
中小企業診断士、パナソニックラーニングシステムズ株式会社
第2部:「大阪発・元気な中小企業、その秘密をさぐる」
星川忠男氏
IT百選アドバイザー・クラブ副理事長、株式会社JIEC社
以下はメーリングリストの案内より
講演要旨
中小企業を取り巻く昨今の厳しい経営環境の中で、企業を維持し成長させるためには、経営革新が必要であり、その革新を支える人材の育成と、情報技術(IT)の活用が重要です。
11月の例会は、「中小企業への提言」というテーマのもとに、中小企業の経営革新を支援する経営コンサルタント向けに2人の会員に講演していただきます。
第1部では、中小企業の人材育成体系および経営戦略を具現化するための手法・P2Mを活用した人材育成手法について、プロジェクトマネジメントスペシャリストとして活躍されている海蔵三郎氏に講演していただきます。
第2部では、ITを経営に活用して優れた実績をあげ、関西IT百撰の最優秀および優秀企業に選定された64社の中から、業種、企業規模に拘らず、ユニークなビジネスモデルを構築され、業績をあげられている企業をIT百選アドバイザークラブ副理事長の星川忠男氏にご紹介いただきます。
事務局 向出康志
2009年11月19日
第3回 マーケティング研究会 報告 2009.10.27
テーマ:効率よくロングテールを捕まえるサーチエンジン・マーケティング
1..SEOと有料リスティングサービス
検索エンジンにはYahoo、Google、MSN、excite、BIGLOBE、gooなどさまざまな種類があり、それぞれ独自の「アルゴリズム」と呼ばれる高度なプログラムによってWebサイトを評価し、検索結果の表示順位を決定している。
このアルゴリズムに高く評価してもらえるようにWebサイトを最適化することで、目的とするキーワードで自社のWebサイトを検索結果の2ページ目(上位20位)以内に表示できるようになる。これがSEO(検索エンジン最適化)と呼ばれる技術。
一方、有料リスティングサービスとは、検索エンジンの検索結果ページに有料でテキスト広告を表示するサービス。
リスティング事業者に料金を払ってキーワードを登録すると、大手ポータルサイトなどからそのキーワードで検索したときに、検索結果の上位ページに「スポンサーサイト」などと題して自社サイトの広告が表示される。的確なキーワードを設定することにより、サイトへのアクセス数を増やすことができる。
PPC広告と呼ばれ、Yahoo!社のOvertureやGoogle社の「Ad Words」(アドワーズ)「AdSence 」(アドセンス)などがある。
2 SEMのメリット
(1)キーワードに関心のあるユーザーが訪れる
インターネットで情報収集することは日常化しており、インターネットユーザーの80%はYahoo! や Google などの検索エンジンを利用して情報を探している。
このように、検索エンジンユーザーの数は非常に多く、このトラフィック(アクセス)を獲得することで、インターネット上におけるWebプロモーションを非常に有利に展開することができる。
(2)検索結果の2ページ目までに表示される
検索エンジンで情報を検索すると、検索結果には膨大な数のホームページがヒットする。
しかし、何千件、何万件とヒットする全てを見ることはほぼ不可能。
実際に、検索エンジンユーザーの70%は、検索結果の2ページ目(上位20位)までしか見ていない。つまり、自社のホームページを見てもらうためには、検索結果の2ページ目(上位20位)以内に表示(上位表示)されている必要がある 。
(2).見込み客を効果的に絞り込める
検索エンジンに打ち込む「キーワード」は、ユーザーの関心そのものを示している。SEMを導入し、ターゲットユーザー(見込み客)が使用しそうな「検索キーワード」の検索結果でホームページを上位表示することで、商品やサービスに興味を持っている潜在顧客を効率よく集客できる。
(3)コンバージョン率(成約・購買率)が高い
検索エンジン経由のユーザーは自分の意志で能動的にホームページを訪問しており、しかも訪問して来た時点で関心があるユーザーに選別されている。
このため、成約や購買につながる確率(コンバージョン率)は非常に高く、バナー広告の5倍以上にもなるという調査結果もある。
(4)インターネットでのブランドを形成できる
ユーザーの80%は、検索エンジンで上位表示されているホームページ(企業)に好印象を持っており、上位表示されている企業をその業界の主要な企業として認識する傾向がある。
業界における重要なキーワードで検索エンジンの上位表示を確保することは、強力なブランディング効果があり、絶対的競争優位を築くことができる。
3.PPC広告の損益分岐点
(1)広告料金の仕組み
キーワードの選定、広告の作成、入札価格や予算の設定など、スポンサードサーチ広告の掲載に必要な設定をすべて広告主自身で行った場合の料金は、初期費用はゼロ、初めにディポジットとして支払った3,000円からクリック数に応じてキーワード入札額のみ課金され、ディポジットがなくなった時点で広告掲載は終了する。キーワード入札額は1~9,999円の範囲で設定される。
実際には、クリックあたりの最低金額は、キーワードの品質スコアに基づいて決定。キーワードの品質スコアが落ちると広告は掲載されなくなる。品質スコアはキーワードのクリック率・過去の掲載結果、広告テキストの関連性などに関する要因に基づいて決定される。掲載順位は、品質スコアとキーワード入札額で決定されるので、入札額をいくらにするかがポイントになる。
(2)損益分岐点
損益分岐点はキーワードの入札価格(1クリック当りの広告費)とコンバージョン率(広告主のWebサイト訪問者が購入する率)の関係で決まる。
例えば、1クリック当りの広告費を40円、コンバージョン率を5%(20人に1人が実際に商品を購入する)とすると、40円の20倍である800円が新規顧客に1商品を販売するための広告宣伝費になる。
販売価格4,000円、粗利率40%の商品を売った場合、粗利1,600円から広告宣伝費の800円を引いても残り800円の利益を確保できる。
この商品の場合は、1クリック当りの広告費80円が損益分岐点となる。つまり「損益分岐点=粗利益額×コンバージョン率」となる。
4.キーワードとロングテール
ロングテールの考え方を、検索エンジンマーケティングに当てはめてみよう。
図の灰色の領域は、メインストリームを意味している。この領域では、ブランド名やその商品を検索する際に一般的に使われるような類の検索キーワード(例えば、グルメ、酒)が用いられ、右側の領域よりもずっと大きなトラフィックがある。しかしこの領域は、他のサイトも同じ検索キーワードを利用したりするから、キーワードの競合が生じることが多い。
一方右側の黒い領域に入ると、キーワードの数がどんどん増えていくため、右に行けば行くほど黒い領域の面積も大きくなっていき、灰色の領域よりも面積が大きくなってしまうこともある。つまりこれがロングテールである。
右に引っ張れば引っ張るほど、サイトへのトラフィックも大きくしていくことが可能なのである。
OvertureなどのPPCビジネスは、このロングテールの考え方をうまく利用している。グラフ上で右に行けば行くほど、キーワードの落札金額も安くなっていく。
広告主は、ユニークなキーワード(例えば、春の緑黄野菜、チリ産ワイン)を沢山登録することで、安い値段で恐竜の尻尾をうまく利用することができる。
1. キーワードがより具体的で、ライバルサイトが少ない。
2. 検索者のニーズも具体的で、購買意欲の高い人が多く含まれる。
つまり、低いコストでコンバージョン率を高めることが可能となる。
中川嘉夫 記
第2回 マーケティング研究会(マーケティング部会&情報部会合同研修会) 報告 2009.07.06
テーマ:最近のWebマーケティングについて
講 師:株式会社ファーストブランド 代表取締役 河本扶美子氏
多額の広告宣伝費を出せない中小企業にとっては、Webの活用こそ、コストをかけずに効率よく顧客を増やすマーケティングの要諦であり、第1回目のマーケティング研究会ではその体系を勉強しました。第2回目は Webマーケティングの専門家である河本 扶美子氏を招いて情報システム部会と合同でWEBの現状とその将来的な展望について、事実に基づく予測を交えながら実践的なお話をしていただきました。
新地のお店となるとまず一杯というイメージになりますが、小部屋で尚かつアルコール抜きで、河本先生の話に耳目を傾けました。
1.ファーストブランドの紹介
資本金1億3150万円、2002年6月3日設立、インターネットサービス(WEBブランディング)事業
*詳細は http://www.firstbrand.co.jp/ を閲覧されたし。
2.WEBマーケティングを取り巻く環境
マスメディア接触率の変化
ネット接続以外のメディアの接触率が下がっている。
ハードディスク視聴でどれだけテレビCMをスキップしていますか、という調査では、少し古く約2年前のものであるがが、それでも80%以上スキップする人が6割にも達しており、CM効果は減少している。
消費者のメディア接触変化
インターネットの伸張により、マスメディア以外のチャンネルが増えただけでなく、WEB特有の双方向性を利用して、今までに無い企業と消費者の関係が構築されている。
企業から提供される情報を消費者が待つという状況から、消費者が自分に必要な企業の情報を選択するという状況へと変化した。
3.WEBマーケティングの様々な手法について
・クロスメディア
クロスメディアマーケティングとは、TVCM、ちらし、新聞、雑誌広告、WEBサイトなど様々なメディアを複合的に利用することによって相乗効果を生み出し、単体での広告活動よりも高い効果を狙うマーケティング方法のことを言う。
ZARDデビュー15周年記念ベストアルバムを発売したときの事例全曲のQRコードが刷り込まれた2連版の新聞広告を掲載。2連版の新聞広告を掲載。事前に新聞広告を見るようにテレビCM、WEB等で告知したことにより、掲載当日数十万件のアクセスを記録した。
*ZARD1990年代に女性ボーカルとしては最も多くのCD売上げ枚数を記録した(オリコン調べによる)、この時代の日本のポピュラー音楽を代表する人気グループの一つである。先年(2007年5月)坂井泉水がなくなった。
ランディングページ最適化と検索連動型広告
LPO(ランディングページ最適化)×SEM(検索連動型広告)
*LPOとはサイト訪問者が一番最初に目にする大事なページ。
検索エンジンからサイトに訪れたユーザーは、8秒以内に半数以上がランディングページから立ち去ってしまう、というデータがある。
* 検索連動型広告とは、検索結果画面に自社の広告を表示することで、自社Webサイトのアクセスと成果のアップを狙う注目の広告手法。
ロングテールを意識して、投網的キーワードを用いて検索連動型広告を採用。
投網的キーワードの受け皿になるためのランディングページは、さまざまなキーワードと商品を単に並べただけのページになってしまい、利用者は目的のキーワードにたどりつくのに時間がかかり、離脱する。
例 日本酒→おいしいお酒→ 「注文」にたどりつくまでに時間がかかりすぎると離脱する。
口コミマーケティング
口コミマーケティングというものは、昔から存在していた。例えば、テレビCMにおける面白CMなどはその代表事例であり、子供たちを中心にその名のとおり口コミで伝わることを期待して作っていた。テレビを中心として人対人を通じての口コミのため、拡散には時間がかかっていた。
WEBマーケティングでの口コミは、拡散のスピードが速く、かつそのための費用も少なくてむため一時期非常に研究され、使用されてきた。ただ、口コミの本質は思わずしゃべりたくなるのでなければならず、これを意図的に起こすことのリスクは考えられておらず、やらせが頻発した。
モバイルマーケティング
これからのWEBマーケティングは、モバイルがその主流になることは間違いないと思われる。
パケット定額制加入者のうち26%が、「パソコンではインターネットはしない」、つまり携帯でのみインターネットを利用すると回答している。
GREE,モバゲーTOWN、モバイルミクシィという最も利用者の多いモバイルサイトである。これらは無料ゲームとSNSを組み込んだサービスになっており、広告収入とアバターなどの利用に対するユーザー課金が主な収益源になっている。
たとえばGREEは月間100億PVを数えるそうである。
デジタルサイネージ
公共施設や店舗などに設置したディスプレイに映像や情報を表示する仕組みを「デジタルサイネージ(電子看板)」と呼び、新しいコミュニケーションのかたちとして注目されている。
デジタルサイネージについてはテレビCMのように不特定多数に同じ広告を流すのではなく、設置場所の地域性を考慮した視聴者ターゲットの設定を行い、その特定層に焦点を絞った広告メッセージが発信できるからである。
エリアマーケティング
デジタル技術の進化により、ここ数年地域属性の絞込みがより精緻になってきている。
もともと消費者の購買行動と「地域」は密接に連動している。
WEB上でエリアマーケティングを制することは大きなアドバンテージになっていくと考えられる
4.マイベストプロ神戸
地域メディアとWEBのマッチングによる新規マーケティングの展開
ファーストブランドが展開しているマイベストプロ神戸の"展開イメージ図"の説明を受ける。兵庫県の消費者と事業主(医業、士業など)をWEBサイトを通じてマッチングさせるサービスである。
消費者は神戸新聞をはじめとした多様な地域メディアを通じてWEBサイトに到達し、求めているプロを見つけることができる。地元に対して一番信頼と安心の担保を提供し続けてきた地方新聞社にWEBを通じたエリアマーケティングを仕掛けてもらうサービス。
地方新聞社の強みである明確なエリア、幅広い読者、信頼性、親しみにWEBサイトのマイベストプロの情報量、速報性、更新性を掛け合わせ相乗効果を発揮する画期的な仕組みである。
地方新聞社の強みというのは、地域密着であり、信頼感と安心感がある。
WEBへの消費者の関心が高まった中、新聞社でも、さまざまなWEBへの取り組みが
なされている。そのなかで地域密着のマイクロクライアントを獲得していくマイベストプロは非常に注目を集めている。現在ファーストブランドは神戸から全国へ、順次アライアンスを増やしていっている。
出席者は感覚的にはWebマーケティングの傾向をとらえてはいたが、裏づけのある調査データーや多くの事例は大いに参考となった様子であった。特にマイベストプロ神戸については地方新聞社とWEBがマッチングした新しいサービスの創造につながるものであり、出席者は関心を示し、費用や会員数、今後の展開などについて河本先生に質問。
談論風発
咽も渇きキリの良いところで、いよいよお店からいろいろな豆腐料理が出てくる中、講座に関連したWEBマーケティング及びファーストブランド社の事業展開等で、談論風発、時間を忘れて学習した一夜でした。 河本先生、講座の準備から始まり、遠慮のない質問等にご丁寧に対応していただき有難うございました。これからもよろしくお願い致します。
長谷利男 記

